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なんとなく・・・現地化?

ある日の朝。

アパートのそばにある小さな「超市(スーパー、というより雑貨屋)」の入り口に大きな「三得利(サントリー)」の看板が・・・!

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そういえば、セブンイレブンや他のスーパーにも、でかでかとした宣伝が貼られ、目立つ所に新商品が置かれていた。

その新商品とはずばり!

「ジャスミン味のウーロン茶」

「レモン味のウーロン茶」

・・・

日本には絶対並ばない商品だ。

が、

やはり新しいもの見たさ&珍し物好きとしては、買ってみないと気が済まない。

結局買ってみました。

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どちらも3元(約45円)と、中国の商品としては若干高め。

もちろん、飲んでみました(あたりまえか・・)

まず、ジャスミン茶味のウーロン茶。

・・・甘い!

風味を楽しむよりも、ほのかな「低糖」が、後味をベタベタにする。

そして、レモンティー味のウーロン茶。

・・・ただのレモンティーじゃん!

だから甘い!

この味なら、ローカルの「康師博」が売っている「ビン紅茶」と同じで、値段ははるかにこっちが安い。よほど味覚が敏感な人でない限り、きっと同じ味だと思うし、それならはるかにこっちを選ぶ気がする。

この新商品、お茶を甘くするというところで、「中国人をターゲットにした商品」なのだということは明らか。それでいて、ウーロン茶ブランドという強みを生かしてユニークな商品を開発したのかもしれない。

しかし、この値段でどの程度中国人にウケるかは、あまり期待できないのではないか。

サントリーは、中国で珍しく「無糖」のウーロン茶を販売(つまり、日本と同じもの)している。中国の甘いお茶が合わない私は、冷たいものがほしいとき、いつもこれを買っている。他にウーロン茶はない(たぶん)からだ。日本人や外国人にこの商品はヒットし、それなりに活躍していると思う。

でも今回の新商品は、味→日本人・外国人に合わない。値段→中国人に合わない。と、どっちつかず。

上海地区ではビールのシェアが50%を越すといわれるサントリー。シェアだけでいうと現地化は確かに成功しているだろうし、この企業が中国人を対象にしていることは判る。

でも、ある意味日本で人気を博しているウーロン茶商品くらい、廉価のローカル企業と肩を並べずに、最初から多少割り切って「無糖茶」市場として独占してもいいのではないか・・などと考えてしまった。

ユニクロは現地化できずに撤退したけど、サントリーはこの「なんとなく現地化」がどこまで通用するかな?

・・・と、思った後日。

あるスーパーの入り口で、「キリン」「午後の紅茶」が試飲+店頭販売をしていた。

商品名も「午后紅茶」と、日本語。(中国語なら「下午的紅茶」?)

試飲してみたけど、日本と同じ「午後ティー」だった。

なんとなく現地化したサントリーと、「既に甘い紅茶である」日本の商品を中国人にも飲んでもらおうとするキリン。

その勝敗の行方は・・・!?

気になるところです。

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Comments

キリンの「午后紅茶」と「午後の紅茶」を飲み比べてみると分かると思いますが、中国市場の「午后紅茶」のほうが日本市場の「午後の紅茶」より幾分甘みを抑えています。実は日本より更に甘みを落とし、「低糖」よりも「低糖」にしてサントリーの「無糖」ウーロン茶に当てているようなんですね。
お砂糖の甘みはダイエットに向かない、けど全然甘くないお茶類はお金を払ってまで買うのは躊躇うといったビミョーな中国市場で戦っている日本のビバレッジたちだと感心しております。

Posted by: ぺきんのぐっち | June 17, 2006 at 01:56 AM

>ぐっちさん

甘みを抑えているのですか!?
甘いお茶がだめな私は、ただ「甘い!」と
だけ思ってしまいました。判断が甘かった(!?)

>全然甘くないお茶類はお金を払ってまで
買うのは躊躇うといったビミョーな中国市場

甘くないとお金を出さない・・
お茶の「風味」で勝負できないとは、
日本のメーカーとして辛いところですね。

でも、ほんのり外国人よりも13億市場を
ターゲットにする方が当然といえば当然。
(中国ですし)

そう考えると確かにただただ感心です・・

Posted by: koma | June 18, 2006 at 01:57 AM

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