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転校~野ブタ。をプロデュースはホラーである!

昨日

万里の長城から帰ってきて疲れているはずだったのに、
借りていた『野ブタ。をプロデュース』を一気に読破した。

・・・怖くて眠れなくなった(寝不足)

明るい作品に見えるけど、これはホラーです。

・・・

いや、私にはホラー以上に怖い作品だと思った。
人間関係が、些細なことでガラガラと簡単に崩れ、
いじめや無視のきっかけなんて、あちこちにウヨウヨしてる。
この社会はそんなもんだ・・と。

そんなことを考えて、今日は会社で敏感になる始末。

で、この本を読んでもっと複雑になったのが、
作品の中の重要なポイントとして登場してくる・・

「転校」

崩れた人間関係を立て直す手段として転校を選ぶのか?
いじめなどの苦痛から逃げるために転校を選ぶのか?
でも、転校してもその人自身が変わらなければ
根本的な問題は解決しないのではないか?とか
いろんな言葉が頭の中をグルグル・・・
物語の結末には、そんな後味の悪い怖さが残った。

自分が小さい頃、不可抗力の転校を何度か体験したので、尚更
「転校はそんな風に使うもんじゃない!」と反論も覚えた。

まあ、物語は物語として、
現実問題、学校で社会で苦痛を味わい、
環境を変えれば自分も変わるだろうという発想は、
一番の「逃げ」の手段なのか?といえばそうでもない。

一番の逃げは、そこから逃げ出す勇気もなく、
自殺してしまうことだ。それが私の結論だ。

昨今の日本のテレビでは、遺書を残して自殺する中学生の
ニュースが連日放送されているけど、
どうして「学校を休む」「学校を変える」などの手段を
相談できずに「自殺」の道を選んでしまったのだろうか。

そこに、どうして他人は手を差し伸べられないのだろうか。
子供が自殺を選ぶなんて、相当苦痛だったに違いないのに。

・・・

こういう日に限って、夜誰にも会う用事がなかった。
なぜか孤独感が募ってしまい、本を貸してくれた人に
「野ブタ、怖かった」と携帯メール。

さりげなくメールしたつもりなのに、そんな空気を読んで
くれたのか、その人は電話をかけてきて「どうしたの?」
なぜか内心ほっとした。
ああ、たぶん私は人に相談する勇気は持てるだろう、と。

それにしても、本当に怖かった・・・

明日、あることを迎えるからなおさらセンチだったのかも。

えー・・・

お勧めの一冊です。これも私の結論。

Nobuta

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