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ハリウッドからの手紙

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前略― 

 ご無沙汰しておりました。

 私はまだロサンゼルスのハリウッドにいます。
 本来ならば21日に帰国するつもりだったのですが、
 予定を少し延ばし、アカデミー賞の授賞式に参加しました。
 
 日本、中国ならびに米国の皆様のお陰で
 今回このような素晴らしい賞を頂くことができ、
 感極まりない次第でございます。
 
 そんな私が頂いた賞は・・・

 『ベスト・ライアー賞』

 ・・・
 
すみません、私ライアー(嘘つき)です。

ここから先は本当の話なので、安心して読んでください。

16日から21日まで、大学時代の友人を頼って
本当に米国のロサンゼルスを訪問してきました。

日本を遠くに臨む太平洋に沈む夕日、
連日20度を超す暖かい気候、
行き交う様々な色の肌と、人々の話す英語やスペイン語…
五感のすべてで受け取ってきたすべての刺激を
全身で受け止め、感慨に更けてきました。

すべてをいっぺんに語ると夜が明けてしまうので、
徐々にこのブログで綴っていきます。

冒頭の嘘挨拶のように、今日は1週間前に訪問したハリウッドで
アカデミー賞の授賞式が行われたのでその話をひとつ・・・

私がハリウッドを訪れた時はアカデミー一色。
博物館の中は、壁一面にノミネート作品のパネル展示。

その展示はすべて統一され、平等だったのですが…
日本へ帰国して見る各局のニュースは、
『バベル』の菊池凛子氏ばかり。なぜだ?
そんな私の注目は、『硫黄島からの手紙』だった…

という訳で、日本滞在中に、池袋でこの映画を鑑賞。
イーストウッド監督がコメントした
「逃げ場のなかった、わが国の戦争相手の姿。勝ち負けではなく、
どんな犠牲を彼らが払ったかということを描きたかった」
その言葉通り、セピアに加工された映像からは
孤島での背水の陣という窮地に立たされた日本兵達の姿が悲しく映されていた。
自分の中では名作だと、思う。

そして今日…

『硫黄島からの手紙』はアカデミー賞の音響編集賞を受賞した。

菊池凛子氏は受賞に至らなかった。

それでも、数々の日本のニュースを見ると、
受賞に至らなかった菊池氏の記事は多いけど、
『硫黄島からの手紙』は受賞後もほとんど取り上げらなかった。なぜだ?

助演女優賞に相当期待したのかもしれないけど、
ナショナリズムってすごいですね…

自国作品がノミネートされなかった中国では同じニュースでも
会場設営やメインとなる作品賞・監督賞の話題を淡々報道。

中国こそ、普段は自国の話題となると相当な盛り上がりを見せるから
同じなのでしょうが・・・

でも、『バベル』も「言葉」をテーマにした
異国の人とのふれあいを描いた、今の私を惹きつける作品。
日本上映はGWとのことなので、先に、北京の映画館で観に行こう。
(GW商戦を狙う日本よりも、3月には公開する中国の方が早いんです・・・)

最後に、『ベスト・ライアー賞』の種明かし…

博物館の中にはこの期間、オスカー賞を実際に
手にとって写真が撮れるコーナーブースがあります。
多少の行列に耐え順番が回ってくると、
みんな一人ずつ手にとってパチリ☆が写真の正体。
つまり、オスカー賞を手にすることだけなら、
ハリウッドへ行きさえすれば、可能な訳なのです。はい…すみません。

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