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黄河を求めて⑩銀川

朝6時

朝日に起こされて目覚めると、窓の向こうには荒涼とした大地と地平線のかなたに上る朝日が・・・

「おお!荒涼としてる!」

思わず感動する。これだよ、私が夢見ていた景色は、この、日本にもない、北京でも見られない、この荒涼とした大地なんだよ!

と、感動しながら銀川まで走ると、今度は黄河を横切る。

「おお!朝日に映える黄河~!」

喜び勇んでビデオ撮影。

すると、またまたおじさんの会話が始まる。だいぶ疲れたので、適当に取り繕う方法を身につけてしまった。

8時半、ついにバスは銀川ターミナルへ。

おじさんが「もし良ければ観光に付き合ってあげるよ」と言ってきたけど、丁重にお断りした。中国語につきまとわれるのも、一人旅のスケジュールを振り回されるのもごめん、なのです・・・おじさんごめんなさい。

さて、また一人に開放された。

銀川のバスターミナルは比較的綺麗でトイレに鍵もかけられる。

水道の水も出る。

顔を洗って歯を磨いて、いざ黄河と明代長城へ出陣!

・・と、その前に銀川のことも整理。

・・・

銀川を区都とする寧夏回族(ねいかかいぞく)自治区は、人口の約3分の1をイスラーム教徒(回族)が占めている。東に黄河が流れる銀川周辺には、旧石器時代から人々が生活していたが、ここに町が開かれたのは唐代(7世紀頃)のこと。

11世紀には西夏王族ができ、漢字ににた「西夏文字」というものもあったほどの文明ができたが、チンギスハーンによって滅んだらしい。

明時代の長城もあり、内モンゴルを望むところには沙漠とパオの集落もあり、様々な文化が往来する街なんだと実感する。

・・・

中国の歴史を感じるなあ・・・

でも、交通手段がないなあ・・・

黄河・明時代の長城・西夏王陵とも、銀川市内からはかなり離れているところにあり、どうやら洛陽や西安ではお決まりだったバスも走っていないらしい。

タクシーしかないなんて、交通費かかるなあ・・ぶつぶつ。

と、言いつつも黄河や明の長城が見られないとなんのために銀川へ来たのかわからない。

タクシーを拾って、まずは黄河のほとりにある明時代の長城の終点へ行きたいと告げると、運ちゃんはわからない様子。

でも何度か「明の長城」と繰り返すと、「おー、明白(わかった)」

「何キロくらいかかりますか」

「20キロくらいかな」

「いくらくらいかかりますか」

「20元くらいかな・・・往復して観光して80元くらいでどうだ?」

「いいですか?じゃ、お願いします」

というわけで、出発。

私の頭には、黄河の対岸に続く、崩れかかった明代長城の景色が浮かんでいた・・・

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