« 【宣言】明日から『ばんり』の"豚カツ"無銭飲食します! | Main | 無くしたのは"ケータイ"じゃない »

描きかけの肖像画

P1150246

最近、撮影で『芸術区』『画家村』など
アート系の場所を訪問する機会によく出会う。

画廊で絵の具のにおいがする作業中の作品や
これから新しい物語が生まれてくるであろう
真っ白なキャンバスを見つめていると・・・

ふと画家を目指していた頃の自分を思い、
実家のテラスに置き去りにされている、
下書きのまま時を止めたキャンバスを気にかける。

埃を被ったキャンバスの中には、きっと今でも
あの頃の君が笑顔で生きているだろう・・・

・・・

絵を描くのが得意だった私は学生時代、
画家になることを夢見ていた。
モデルには、さりげなく出会った君を選んだ。

一枚の白いキャンバスに思い切り君を描く。
君の声を聞きながらキャンバスに浮かんでくる
姿を見るのが楽しくて、毎日が輝いていた。

しかし、熱い日差しが淡い秋の色に変わるころ、
楽しかった日々は突然凍りついた。

線画の黒と同じ心になった私を置いて、君は去った。

そこに残されたのは、永遠に色を入れることの
なくなった、下書きのままの君の笑顔だけだった。

いくら「愛してる」と叫んでも、帰ってこない時間。
君の声を忘れ、愛の色彩(いろ)を忘れ、
青春を描き損ねた私は、その肖像画をテラスに残して
画家になることを諦めた。

・・・

撮影っていうのは、
そこに既にある色を捉えることが主流であって、
自分で色を作る苦労からは解放されている。

だけど相手はその色を、自分の人生を凝縮して
丹念に練り上げた色であることに生きがいを持つ。

だから撮影する私達は、彼らの作り上げた色彩を
上手に捕らえて画面で応えてあげることが大切だし、
それが作者の人生を築いた色であることを理解して
撮らなければ、いい画(映像)だって撮れない。

絵を描いていた頃を思い出したら、
今日はビデオファインダーを覗く目も少し変わった。

思いきり、いい番組を作ろう。

・・・

・・・

ってストーリーを、
脳裏にある"歌"を流しながら考えてみたりしました。
なんの歌かは、あえて言いません(^^;

えー・・・

すみません、
ワタクシ、画家を目指したことなぞありませんm(_ _)m

たまにはこういうエッセイもいいでしょ(殴らないでね)

|

« 【宣言】明日から『ばんり』の"豚カツ"無銭飲食します! | Main | 無くしたのは"ケータイ"じゃない »

中国(ロハス)楽活」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 【宣言】明日から『ばんり』の"豚カツ"無銭飲食します! | Main | 無くしたのは"ケータイ"じゃない »