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忘れてはならないこと

2007年最後にしんみりと・・・

北京から南へ500キロ。

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済南は山東省の省都である。
日本人にとっては「青島」が有名なので、
山東の省都は青島だと思っている人も少なくない。

でも、誰が何といおうと、省都は済南である。
てなわけで、北京からだと火車でも
バスでも飛行機でも簡単に行くことができる。

市の北側には黄河が流れ、
南には街を一望できる千佛山。

長閑な風景と中国らしい昔ながらの自然が
適度な距離に散りばめられた街である。

その済南市の中心に、Bao突泉公園という場所がある。
「天下一の泉」と言われるように、公園内にある泉は
どれも無色透明。中国では想像できないほど
澄んだ水に、思わずうっとりしてしまう。

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しかし、そんな公園の片隅に、「五三」という展示館が。

気になって中に入ってみる・・・と、

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そこには日中戦争のきっかけになった、
といわれる「済南事件」を詳細に説明するパネルが展示されていた。

済南事件(さいなんじけん)は
1928年(昭和3)5月3日、正に山東省の
済南で、日本の権益確保と日本人
居留民保護のため派遣された日本軍
(第二次山東出兵)と北伐中であった
蒋介石率いる国民革命軍(南軍)との
間に起きた武力衝突事件。

日本では、中国側の慰留邦人虐殺事件に
よる衝突と伝えられているが、中国では、
日本帝国が国民政府の北伐を阻止する為
済南を占領し中国人を虐殺したと伝えられ、
日中の意識が違う点でも因縁深い事件である。

この事件は日本ではあまり知られていない
けど、中国では時折、こうした長閑な公園の
片隅にも過去を思わせる展示館が存在する。

どっちが良くてどっちが悪い、

という話ではなく、

中国にはふとした所でこうした過去に
触れる機会がよくあることを、
旅行や滞在で中国にいる日本人は
心に留めておく必要はあるようだ。

たとえ、『五三記念館』の前にある、

それはそれは美しい透明な泉に、

芋の皮を投げ捨てるおばちゃんがいようと・・・

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