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「プリンシプルのない日本」に怒れ

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直訳すれば「原則」が近いだろうし、本文でもそう言っているけど、
日本が一番失っているのは「本質」かもしれない。

戦後、占領下の吉田茂政権で側近を務めた白洲次郎は、
マッカーサーにすら怒鳴ったという逸話もある、怒りん坊。

私もよく怒るタチな分、「怒り」について考えることが多いけど、
だからって、「怒る」という行為を正当化したり、
いいことだ、と単に褒めそやすわけでもないけど・・・

「怒り」って、素晴らしい行為なんだ!(大絶賛じゃん!と突っ込み)

と、いうのも、この人の怒りは単純な怒りではなく、
日本が「日本」という本質を持たないで
外国や現状に流されるままにやりすごしていることに対し、
非常に、的を射た指摘をするのである。

そして、嫌がられ、煙たがられても、その趣意を曲げず、
俗世論や政治に、立場を省みずに戦った雄姿。

この人物を知った人のほぼ100%が、
「日本一、かっこいい男」と褒める理由がわかる気がする。

戦後の日本で、失策や敗戦を挙げて日本はどうあるべきかを
叫んだ1冊だけど、今の日本の病巣も諭しているようだ。

また、今、中国に住んでいる身として共感するのは、
白洲氏が自ら過ごした英国と比較して、日本のおかしな所を突いた部分。

外国に住んだことのない人には嫌味かもしれないけど、
外国に住んで、外から日本を見ることで、
日本について逆に意識したり、日本人だな・・と感じることは大きい。

で、私個人の意見だけど・・・
やっぱり、日本人は、もっと怒ってもいいと思う。

なんだか、在中日本人を見ていると、
中国人に口論で負けてるし、怒るよりストレス溜めてぐずぐずしてる。

そんな中、私はすぐ抗議するし戦うので中国に合っている、
とか言われるけど、まだまだガキの喧嘩レベル。
レベルの高い怒り方ができるように本質をしっかり持たねば!

余談:
NHKは来年1月に、伊勢谷友介主演で
白洲次郎を主人公にした連続ドラマを放映することを発表したとか。
日本の本質が問われる中、世間もこの人に注目していきそうですね。

プリンシプルのない日本 (白洲次郎氏著/新潮文庫)

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