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【インド紀行】在中国日本人、インドの旅路でスッタモンダ5:ガンジス河で、星達と眠り太陽と目覚め・・・

夜6時。

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ガンジス河の「Kadar Ghat」から、小型のボートに乗り込んだ。
(Ghat:ガート、沐浴場)

ここから、死者を弔う儀式である「プージャー」を観覧するのだ。

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と、船が出帆する直前に小さな男の子が乗り込んできた。
男の子は慣れた手つきで花が散りばめられた小さな器に火をつけ、

「これは、灯籠です。一つ10ルピーです」
などと言いながら、2つ置いていったではないか。

気がつくと、20ルピーを払っていた私も私だが・・・

船漕ぎのお兄さん・アジェは、男の子の出現が当たり前のことのように、
「適当な時に、河に流してください」と説明した。

狐につままれたようだが、
なんだか、さだまさしの「灯籠流し」が頭に流れてきた。
どこかほのぼのした気分で、一つ、また一つ、と流してみた。

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きょーーねんのあーーなたのおーーもいでがーーー♪

この河には、たくさんの遺体が流れている。
それは同時に、たくさんの魂が流れていることなのだ。
炎とともに、天高く成仏して行ってください・・・

船漕ぎのお兄さんも、一種のツアーガイド。
1978年に大洪水が起き、ガートのてっぺんまで水かさが増え
把握できないたくさんの遺体がガンジス河を流れたことや、
1キロあるという川幅を教えてくれた。将来の目標は、というと・・・

マッチョになること。

・・・船、毎日漕いでいるから十分マッチョですよ、あなた。

1時間後に、船はプージャーの見える
ダシャー・シュワメード・ガートに到着。
外国の観光客を乗せた船がたくさん、ひしめきあっていた。
見える場所で船を寄せて、そのまま観覧席に。

川沿い側のお客さんも加えてにぎやかな中、始まった。

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死者を弔う祈りの儀式。明るい炎と派手な音楽。
なんだか、幻想的な風景に包まれたようだった。

・・・

船が元のガートに戻ると、待っていたラージェスさんが
シルクのお土産屋へ案内。

ここで登場したのが、日本語の堪能なミントゥー君。

「なんで日本語がそんなに上手なんですか?」
「いやあ・・・日本語は趣味で勉強しました

趣味でここまで上手に話せるんですか!?
というほど、流暢に話す彼は、昨年長澤まさみ主演のドラマ
「ガンジス河でバタフライ」がロケに来たとき、コーディネーターを務めたそうな。

ロケ現場の写真を見せてもらうと、水泳部出身としては
「私も、バタフライしなければ!」という思いに駆られたのだが、
冬&夜、加えてガンジスの水はコレラも赤痢も負けるほど
・・・と言われれば、中国に帰って発病した時に
なんの保障もできない、と思いためらったものである。

日本に帰ってから、映画を探したけど見つからなかったので、
原作本を買って中国で読むことにした。

・・・

そして、翌朝はこれまた6時。

ホテルの前に、ラージェスさんが迎えにきてくれていた。

暗闇の中、懐中電灯を照らしながら、ホテル前の通りを歩く。

通りのあちこちには、野良犬が眠っていて踏んづけようなら噛まれる。
※噛まれると、狂犬病の恐れもあって病院行きになり面倒なのだ。
このほかに、牛の○○○も散乱しているので、注意が必要なのである。

ま、踏んづけたら「ウン(運)がついた」ってことで、いいけど。

車は再び、昨夜と同じ「Kedar Ghart」へ。
そして、昨夜と同じアジェが船を漕ぎ出すと同時に、
昨夜と同じ男の子が、灯籠を売りにやってきた。

別れ行く月夜に、灯籠を・・・今度は一つ流した。

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月が見えたってことは、朝日も見えるかな?
と、期待して船は再びプージャーを見たガートへ。

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日が昇る前から、川沿いには沐浴をする人がいっぱい。
冬のバラナシは、ひとまず10度くらいまで下がると言うが、
寒くないのだろうか・・・ちなみに私はパーカーを羽織っている。

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「Do you feel cold!?(寒くないんですか!?)」
思わず沐浴するお兄ちゃんに聞いてしまったが、
愚問のようだった・・・

お兄ちゃん、余裕で手を振っている。

なんてものを見ているうちに、朝7時。

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待ちに待った朝日が、昇ってきた!!
下の方は霧が立ち込めていたのだろうか、
かなり高い所からのご対面だったが、見られただけで満足である。

星達と眠り、太陽と目覚める。
ゴダイゴの『ナマステ』という歌がまさに合う・・・

飛び込まなくても、ガンジス河と共存できた気分だった。

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・・・

船で移動していると、何度となく現れた
「バザールでゴザール」のお土産船。

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お兄さん、どこでその日本語を習ったんですか・・・

ガンジス河の水を汲んで帰れる小さな容器と絵葉書セット。
値切り交渉して150ルピーのところを100ルピーで購入しました。

今、ガンジスの水は北京の家に飾っています。はい。

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