« 日本に帰ったら観たい!二本のチベット映画 | Main | 中国テレビ番組、日本人司会者のトークで歴史問題に? »

北京でトイレを直す!ただ、それだけなのに長編

Img_8868

あまり綺麗な写真じゃなくてすみません。

ある日。
北京の自宅でトイレを使い、水を流すレバーを倒したら、
「スカン」という軽い音がして、レバーは水を流す抵抗力を無くした。

「・・・壊れた!?」

慌ててタンクのふたを開けてみると、
タンク底の、水を流すゴム弁と、それを引っ張るチェーンのところ。
チェーンをつないでいたゴムが切れて、外れてしまったようだ・・・

これは、ゴム弁を買い換えなければ、直らないな。

とはいえ、トイレの部品なんてどこで手に入るかわからない。
しばらくは応急処置をして、大家さんに会う機会があったら
話をして直してもらおう。

机の引き出しから、安全ピンを取り出して、ゴム弁にブスッと刺し、
チェーンとつなぎとめると、またも問題なく使えるようになった。
トイレの構図というのは、結構単純なので応急処置はラク。

だけど、応急処置は所詮応急処置。
安全ピンは水に錆びて徐々に留めていた部分が外れるようになり、
1ヶ月もすると、またもやゴムから離れるように。

大家には、まだ会っていない。さて、どうしよう・・・

ただ、家の電球が切れた時などは、
物業(マンションの管理事務所。大抵マンション内にある)
頼んで付け替えてもらったりした。

「トイレのことも相談できるだろう」
入口の守衛さんに話をして、物業を呼んでもらうことになった。

ものの10分で、物業がやってきてくれた。
まずは、壊れた場所を示して、ゴム弁を見せる。

すると物業は・・・

じゃあこの部品を買ってきてください。そしたら付けてあげますよ」
「自分で、買うの!?」「対(はい)」

あ、いや、問題は、
その部品を業者で取り寄せてほしいことなんですよ・・

はあ・・・なんだかな・・・

仕方ないので、「じゃあ、どこで売ってるんですか?
と尋ねてみると、物業さんは、

京客隆とか天宇(近所にある地元のスーパー)で売ってるよ」

と、一言。

いや、近所の小さいスーパーに、こんな部品が売ってるわけないじゃん!
東急ハンズじゃないんだから、そこは!

というか、だったら、スーパーのどの辺りに売ってるか、
くらいのアドバイスをもう少しくださいよ!

・・・

なんて言っても、埒が明かない。

近所の「京客隆」へ行ってみることに。

1階は食料品、2階は洋服とスポーツ用品。3階以降は・・表記なし。
で、3階への行きかたも・・・あれ、階段がない。
でもこの建物は4階まであるから、階段もあるはずだ。

2階のレジにいたおばちゃんに、
去三層、怎么(ヅェンマ)走?(3階へはどう行けばいいですか?)」
と尋ねると、

「ああ?」「だから、三層!!」上を指差し、指で3を作るのに、

ティンブジエン(何言ってるかわからないわよ)」と、ぷいっ。

4階建ての店内で、これだけ言っても、ジェスチャーしても、わからない!?

「ああ、もうっ、だから、三楼!!(同じ『3階』を示す別の呼び方)」

「ああ、三層。あっちね」

だからさっきからそう言ってるんじゃないか・・・
しかも、「あっち」ってだけの回答って何よ。

「層(ceng)」の発音は、3年経っても難しい。
聞き取ろうと努力をしてくれない中国人との付き合いも、難しい。

そして苦労の末見つけた三階への階段を登ると・・・茶館だった。

がっくり・・・

やっぱりないじゃんかよう、トイレの部品なんて。

と、諦め顔で入口へ戻ると、
入口の脇に電球や電気コードを売っているブースが。

だめもとで、中へ入ってみる。
ちょっと歩くと、水道の蛇口があったので、淡い期待を込めて、
店員のおばちゃんに、古くなったゴム弁を出し、
「これが欲しいんですけど」と告げると、おばちゃんは指をさした。

「これでしょ。5元」

「あ・・・」

蛇口などのディスプレイの横に、しっかり展示されているではないか!

「それは展示品。こっちに新品があるよ」

おばちゃんは、新品を出して笑顔で渡してくれた。

あまりにも当たり前のように「ある」と答えたおばちゃんに、
妙な感動の笑みを浮かべて「謝謝、謝謝」を告げる私。

Img_8869

前のゴム弁よりも硬くて丈夫そう。

家に持って帰って、さっそくタンクに付ける。
チェーンではなく、紐式なので長さを調節し、設置完了。

Img_8872

トイレは問題なく使えるようになった。

・・・

それにしても、本当に簡単なスーパーで売っているんですね。

日本だったら「東急ハンズ」か「ホームセンター」へ行かないと
売っていないようなものが(で、中国にはこの手の店が少ない)。

中国の人たちは、インフラが不便な分だけ、部品は簡単に買えて、
大家や物業に頼まず自分達で直せる術を身につけているのでしょうか。

思えば、前の大家のおじいちゃんも、家賃を取りにくるたびに
壁際のタオル架けやトイレットペーパーホルダーを修理してくれた。

日本だったら、しょっちゅうモノが壊れること自体、信じられないのだけど、
その分、日本の人たちは過保護に生きているんだなぁ、と実感。
中国の人たちのたくましさ?を、こんな形でも表現されたのでした。

北京で暮らしている間に、どんどん鍛えられていくのかな?

でも、素人ながらにトイレの仕組みを知っていて、
部品買っても物業を呼ばずに付けられた自分もなかなかでしょ。

「部品さえ買えば付けてあげるよ」と言う物業さんと、
「部品さえ買ってくれれば、自分で付けられるよ」と言った私の意向は、
合致しているようで完璧にかみ合っていませんでしたが・・・

【参考までに、トイレ部品を買ったお店】
京客隆 団結湖店  
住所:朝陽区団結湖路沿い(しか、住所を知らない・・・)
最寄バス停:団結湖北口(718、115、43、31路)

↓ここをポチッと押してくれたら、Emmyに気合が入ります
にほんブログ村 海外生活ブログ 北京情報へ  にほんブログ村 動画紹介ブログ ニュース動画へ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 日本に帰ったら観たい!二本のチベット映画 | Main | 中国テレビ番組、日本人司会者のトークで歴史問題に? »

北京生活・雑談」カテゴリの記事

Comments

そうなんですよ、簡単なんですよ。

でも、それが分からないんですよね…

大分たくましくなった私ですが、でも中国人と比べると「まだまだ」って想っちゃいます

Posted by: やーうぇん | March 18, 2009 at 07:57 PM

やーうぇんさん
そうなんですよね・・・やってみると意外と簡単なんですが、
もともとの経験も知識もないと、本当戸惑います。

まだまだ、ですね・・・

Posted by: koma | March 18, 2009 at 09:27 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91857/44301432

Listed below are links to weblogs that reference 北京でトイレを直す!ただ、それだけなのに長編:

« 日本に帰ったら観たい!二本のチベット映画 | Main | 中国テレビ番組、日本人司会者のトークで歴史問題に? »