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「バンキシャ!」誤報問題―ネット情報募集サイトのせいか!?

テレビの誤報について、ひとごとではないと思って一筆。

「バンキシャ!」誤報はネット取材が発端…日テレ調査結果
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090324-00000861-yom-soci

ここで言う「専門業者が運営するインターネットの情報募集サイト」
は、おそらく私の前職。日本では唯一のサービスと見ていいくらいだから。

競合が増え、たとえ違う会社だったとしても
「こういう業界の話」として
、参考にしていただければと思う。

ネットによる取材者募集とは、こういう流れだ。

全国に「モニター会員」を有したネット調査会社が、
テレビ番組から「こういう人を取材したい」との
依頼を受けると、会員に対し一斉メールを送信する。

会員の中で「該当する」と思った人は、
簡単にエピソードなどを書いて、調査会社に返事。
それをリスト化して、依頼した番組に提出する。

というものである。

まあ、つまり、
「取材対象者の結果情報を渡す」までが業務範囲。
その後の判断は依頼した番組が行い、責任も負う。
※もちろん、調査会社の方でも返事を見て、
明らかに「違う」と思うものは対象から外しています。

でも結局、この事件を「ネットが発端」と言われれば、
巷には、しかも番組制作側には、
「ネット会社が悪い」ということになってしまうのが現実。

この手で事件が起こる度に、何度となく依頼が急減した。
そんな経験、私が職場にいたころもあった。

テレビ局が「このサービスを使うな」とお達しを出せば、
売り上げが激減し、被害を被るのは、ネット調査会社

「ネットでの安易な情報収集がすべての発端だった」と
言った久保某相談役は、社長を辞めても給料を貰い、

このくらいで日本テレビが倒産することも、まずない。

一方で中小ネット会社は、このご時世も手伝って、
事件一つでいとも簡単に倒産する可能性だってあるのだ。

久保某、ここは言い方が違いませんか?
「取材を行ったスタッフが、自分で取材者を探し、
判断する努力を怠ったことが、すべての発端だった」
と。

もしくは
「確認する余裕もない制作現場の風潮が発端だった」と。


そもそも、インターネットの情報募集というサービスが始まったのは、
制作側、特に一番下のADの苦労を軽減させよう、という所が起源だった。

内容は、「主婦のへそくりの隠し場所」アンケートから、
「肌荒れに悩む女性」など、掴み所のない取材者探しが多かった。
人員不足と経費削減の中にあって、このサービスはヒットしたが、
それがいつぞやから、事件の被害者などを集める案件も増えた。

しかし、このサービスは「最終判断」まで替りに受け持つことはない。

ニュースは、視聴者に事件の「判断材料」を与えるに過ぎないが、
同様に、テレビを作る人たちに情報を与える専門業者や取材相手だって、
テレビを作る人たちに番組作りの「判断材料」を与えるに過ぎないのだ。

ネットのメリットを過信しすぎて、こけたらネットのせいにする。

久保某も、読売新聞経済部記者という経歴があるからこそ、
ネットに取材対象者を求めた報道姿勢に物申したいことがあり、
「ネットが発端」と言ったのだろうが、もう少し考えて欲しかった。

ネット調査は、テレビ番組を作る人の中でも、現場の
底辺にいる人々を助けることで始まったサービスだが、
決してテレビ局の責任をかぶるサービスではない

でも、元々はというと、
もう少し制作現場に、時間と、心の余裕があればなぁ・・・

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