チベット映画『風の馬』&トークショーを観覧
傍観者に過ぎない外国人かもしれないけど、
ひょっとすると、彼らが望んでいるのは、
その傍観者たちの協力なのかもしれない。
4月12日
渋谷アップリンクで、11日から上映が始まった『風の馬』を鑑賞。
日本に来る前に、サイトでこの日トークショーが行われることを知った私は、
即効で予約を申し込んでいたのです。
「日本で一番小さな映画館」というように、
中は高さを調整した椅子を並べただけの簡素なもの。
前の人の頭が・・・と、思っていたら、上手に並べていて、
私の前は、前の人の肩の部分でした。
『風の馬』
http://www.uplink.co.jp/windhorse/top.php
は、出家した従妹のペマが受けた拷問と、
それを伝えようとし当局から追われることになった家族の、
命をかけて自由に向かって立ち向かう物語。
この映画を作ったのは、アメリカ人のポール・ワーグナー氏。
展開は極端で飛びがちな所が多く、ちょっと前のめりになりながら
見た感覚はあったものの、チベット族の歌手・ドルカが
漢民族の恋人の力で、中国に翻弄されるようにデビューする姿や、
彼女のおばあちゃんの漢民族を嫌う様子などの描写は丁寧で、
一般庶民の姿などがじっくり描かれていました。
チベットの人が、漢民族のことを「中国人」と呼ぶあたり、
やはり違う国家として中国を見ているのかな・・・
映画の後は、トークショー。
07年に、Skypeを使ってチベットから日本のラジオに中継を行った
「チベトロニカ」の企画者であるモーリー・ロバートソン氏と、
08年まで、北京で特派員として活躍し、チベット取材も経験された
産経新聞の元北京特派員・福島香織記者による対談。
対談の内容は、主にモーリー氏が進行し、
福島記者に、質問をする形で進行。
面白かったです。内容が聴きたい方はこちらにて↓
http://www.tibetronica.com/i-morley/090412.mp3
中国の情報規制や言論弾圧ぶりが、
真面目な話なのに滑稽に聞こえる福島記者のコミカルなトークと、
会場を沸かせるのが上手なモーリー氏で、30分はあっという間に過ぎました。
内容は主に、中国の情報統制問題。
ただ、モーリー氏も話していたけれど、
インターネットを使った通信手段が今後飛躍的に延びていく中国では、
今後情報統制には限界がくるのではないか・・
そんな思いも抱いたものの、未だに優れた中国の情報統制に、
まだまだ変革の道は遠いのかなぁ、という感も否めなく。
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