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四川省大地震1年後の被災地より・・・棄てられていく北川

今回、四川大地震でも最も被害の大きかった所の一つ、
北川のチャン族自治県を訪問しました。

被害を受けたのは、ここの市街地だった場所。
ホテルや自治体事務所などが並ぶ繁華街だった街が、
一瞬にして瓦礫の山と化し、そのまま放置されていました。

もはや市街地としての機能を取り戻すことは不可能と判断され、
新しい場所に市街地を建設することになっているそうです

私が以前2回訪れた都江堰は、
その場所で復興活動が進んでいました。
800人の子供が犠牲になった中学校も更地になり、
街の北西部にプレハブ校舎ですが移転したそうです。

崩れた建物の中にまた商品を並べて営業をしている店は、
「建て直してからの方がいいんでないかい?」と思ったのですが、
自分達で瓦礫を撤去し、レンガを積みなおし、建て直し・・・
徐々に復興している力を感じました。

今回、3度目の都江堰訪問はなかったけれど、
きっと復興は前の2回に比べて進んでいることでしょう。

そのとき、ちょっと考えてしまいました。

中国は広い。

崩れた市街地を補填する土地なんて、いくらでもある。

でも、もし、北川の市街地も復興されるのであれば、
瓦礫と共に残された、犠牲者の人たちも掘り起こしてもらえるのに・・と

死者6万7000人、行方不明者1万2000人

阪神大震災の犠牲者よりも多くの人の体が、未だ掘り起こされていません。

このような場面を見るに、
「死者に対する弔いの意識が、中国にはない」
という批判も日本や世界からあがっています。

でも、国民は違う気がしました。
被災地では、復興を諦めた街に、多くの人が訪れて、
手を合わせ、線香を焚き、爆竹を鳴らし、弔いを捧げていたから。

中国の、死者に対する考え方も、国民から徐々に変わっていく。
今回、多くの愛する人を亡くした中国人。皮肉ですが、
この地震は、国を変えるきっかけになるのではないかと思います。

「死者」となった方々と、
「行方不明者」とされた、
今もなお、瓦礫の下に眠る人たちに、合掌。

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