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ぶらり北京バスの旅―水に沈む長城を求めて(1.往路編)

※ここから書く長ーーい話は、目的地までの「50点」の行きかたです。
御用とお急ぎの方、「水長城にすぐ行きたい!」という方は、
最後の「備忘録」だけ読んでくださいね

・・・

ふと、試してみたくなった大人の遠足。

題して、
「公共交通機関だけで、遠くへ行ってみる」旅

大体私が北京・中国で旅をすると、
行ってみる度にどこかで失敗するのだけど
最終的に目的地にたどり着く自信はあるし、
そこまで楽しんでしまうのだから懲りないものである。

そんな冒険じみた挑戦の第一弾。
今回の目的地は、「水に沈む長城」いわゆる黄花城水長城

水長城
(結末が見えるような妄想図)

昔ながらの改修されていない長城が、
ダムに切り裂かれて水の中に崩れている場所である。

ここは1年前、友人7人とともに、
車をチャーターして訪れた場所ではあるのだけど、
なぜか「崖に崩れてしまった側の長城」に登ってしまい、
水に沈んだ風景を見ることができなかった。。。

【当時のスッタモンダ】
http://koma.cocolog-nifty.com/emmy/2008/05/post_ded3.html

そのリベンジも兼ねて、行ってみることにしました。
向こう見ずな冒険のため、実験も兼ねて一人旅です。
※こんなスタイルの旅、誘われる人に悪いので・・・

スッタモンダするそんな私の旅のお供は、
行き方を調べるときに利用する百度地図

「水長城旅遊区」で検索すると10ほどのルートが出てきたが、
どれも北京市郊外への長距離バスの定番・東直門から
916路か936路で懐柔区まで行き、
そこから水長城行きのバスに乗り換えるルートである。

そのページと、以前訪問したジウさんのブログエントリーを印刷して、
(ジウさん、勝手にごめん!面白かったので、拝借しました)

いざ、水長城!!

P1220384

5月30日 朝7時半。 

東直門のバスターミナル。

900番台は、東直門外大街の通りから北へ10分ほど
歩いた所にあることを以前の経験で覚えていた私。

然る場所へ行くと、916路は。。。ない。
(どうやら、915路、916路だけは、表側の方にあるようだ。)

引き返すのも面倒なので、その場にあった936路へ乗車
7時40分前。バスはゆっくりと走りだした。

眠りこけて、気がつくと9時。
バスは既に、懐柔区の街中を走っていた・・・

目が覚めた途端に、乗り換え駅に記されていた「石工場」バス停に到着。

P1220395

看板には、確かに百度検索結果に出てきた
「杏樹台」行きの「936路支」の看板。そして先には「水長城」の案内。

水長城はもうすぐそこだ!

これに乗って、「東宮」で下りれば、きっと「水長城歓迎!」なんて
入口の看板が出てくるだろう・・・と、甘く判断してバスを待つ。

1台目が来た・・・よくわからない行き先のバスだ。

「服務員、チェイガ到不到水長城?(水長城にいきますか?)」
「あぁ!? なぁ~(あぁ?どこ?)」
「水長城!」
「あぁ!?」

(なんで、こんな至近距離で、
こんな簡単な発音の「水長城」がわからないんだよ!)

後ろにあった「水長城」の看板を指差して、「あれ!!」

「あぁ、不到(行かない)!」

行かないのかよ・・・

2台目・・・「不到!」
3台目・・・「不到!」
4台目・・・「不到、不到!」

バスは来る・・・あなたは来ない・・・

強い日差しに干からびながら待つこと15分。
バス停で待つ人々は、次々と違う行き先のバスに吸い込まれていく。

気がつくと、後ろに小桃を量り売りするおばちゃんがやってきて、
みんながワイワイ買い始めたので、一緒に購入。

P1220404

「500グラム2.5元だよ。おいしいよ!」

「一人で食べるので、少なくね・・・」

「うーん、500グラムいかないから、2元ね」

という感じでやりとりして、購入。
甘酸っぱくておいしかったけど、やっぱり後々荷物になった・・・

なんて暇つぶしをしていると、遂に「杏樹台」と書かれたバスが到着!

ぎゅうぎゅう詰めのバスに乗り込んで、出発!

乗ってから、車掌のお姉ちゃんに
「水長城へ行きたいのですが、東宮で下りればいいですか?」
と、念のために尋ねてみる。

と、お姉ちゃんは私の中国語がわからないのか、
質問の意図がわからないのか、水長城がわからないのか、
よくわからないという反応。

近くに、親子連れのお客さんが座っていたので、
親子連れなら家族旅行で水長城へ行くのだろう・・と思って
聞いてみると「行かないんですよ」と笑顔で回答。

仲間が・・いない。
寂莫(寂しい)・・・

ぎゅうぎゅう詰めのバスで孤独感を味わいながら揺られていると、
実際にお客さんの数も、一駅ごとに減っていき、
水長城らしき場所へ来た時は、ガラガラに。

で、東宮のバス停に到着する前に、
仕事が暇になったおねえちゃんが改めて私の持っていた
水長城の地図を確認してくれたので、もう一度尋ねてみた。

すると、
「東宮で下りたら后辺に向かって歩いてバスを乗り換えて。
もう、過ぎたから」

・・・な!? 后辺って、どっち!?
いや、常識じゃ「後ろ」って意味なんだけど、

百度地図の結果では、東宮は手前すぎ、
次のバス停である黄花城という所では行き過ぎ、となっている。
いったい、なんで後ろに行けって言うんだよう!

なんて混乱していると、バスは「東宮」へ到着。
でも、水長城らしい風景は何もない・・・

ここで下りていいのか・・・

半信半疑で下りないでいると、バスはそのまま走りだした。

ま、いいか。次のバス停名は「黄花城」だし、何とかなるだろう。

と、構えていると、東宮をすぎて200メートルほどの所で
バスが再び止まった。

車掌のお姉ちゃんが、「あそこから、水長城へ行ってごらん」
と、指すのは岩に『水長城』と書かれた看板!!

P1220412

い、入口に着いた!!
なんだ、やっぱり東宮で正解だったのか・・ありがとうお姉ちゃん。

バスを降り、さっそく案内にしたがって歩き出す私。

が・・・

行けども行けども、見えてくるのは道ばかり。

P1220417

P1220420
馬まで登場するし・・・

いつになったら、水長城にたどり着くのだろうか。

P1220416
木々の間に見えるあれが安達太良山。
あの光るのが水長城?

橋を渡り、「水長城別荘地」という場所を過ぎ、
休暇村を過ぎる前に、人がいたので尋ねてみる。

「ここから水長城まであとどのくらいですか?」
「え!?ここからはまだまだ遠いよ。
近くに水長城行きのバス停があるから、そこで待って乗っていきな
「でも、看板がありませんよ・・」
「この辺は、看板がなくても手を挙げれば停まってくれるんだよ

おお、そうなんですか!?

では!と言われた場所へ行ってみるも・・・
バス停らしい風景が全然ない。
看板がないのだから、やっぱりどこがバス停かわからないのだ。

バスが来る気配もないので、またもトボトボ歩いていく。

途中、水長城へ向かうであろう自家用車が
ブンブン飛んで行くのでヒッチハイクを試みるも、
無情にも全車が全車、人を無視して走っていく

えーん。中国人はみんな冷たいよう。

なんて悲しんでいるところで、道の途中で休んでいる人たちを発見。

再び聞いてみると、
「ここから歩いて、あと20分くらいだよ」

あ、あと20分!!ならばもう少し頑張ってみるか!!

ちょっと元気が復活してきたので、再び歩き出した。

すると、遂に念願のバスが走ってきた!
「水長城行き」って書いてある!!

夢中になって「おーい!!」と手を振る私。

ところがその横を、
バスは思い切り無視して走りぬけていった!!

え、え、えーーーっ!! ちょっと、待ってよ!!

手を挙げたら止まってくれるんじゃなかったの!?

がっくし・・・

再び元気をなくして、トボトボ歩くことにした。

そして、また歩いていた私の横を1台のバンが走っていった。
ちょっとゆっくり目に走っていたので、「おーい!」と叫んで
手を振ってみると、運転手のおばちゃんが「どうしたの?」

「み、水長城まであとどのくらいですか?」
「水長城までならすぐそこだよ。私も行くから乗っていきな!」

ついに、乗せてくれる人に出会った!!

「あ、ありがとうございます!!」

喜び勇んで乗ること・・・30秒

入口の大渋滞に遭遇、ではなくて到着。

あらら。。。

「ここで貴方先に降りていきな!」とおばちゃん。

めいっぱい感謝の意を表して車を降り、入口へ駆け出す私。

時既に、11時半。
気がつくと、10時半に「東宮」へ着いてから1時間も歩いていた。。。

そして、ついに、ついに、ついに!!

念願の「水長城」に対面したのであった!!

P1220427

7時半に東直門を出発してから4時間

長かった・・・


で・・・
入口に着くと、

「懐柔⇔水長城」のバス停看板を発見。

やっぱり、懐柔のどこかで水長城行きのバスに乗れるんだ・・・(泣)

・・・

帰り道、実際に乗って判明しました。

私が最初に降りた「石工場」バス停でも、
2度目に降りた「東宮」でも、辛抱強く待てば
「水長城」行きのバスに乗ることができたってことに・・・(汗)

・・・

今後の備忘録:水長城までバスだけで行く方法
1.東直門から916路または936路バスに乗車。
2.936路なら「石工場」か「麗湖」、
  916路なら「懐柔地税(Dishui)」「懐柔汽車」などで下車。
3.936路支の中でも「懐柔⇔水長城」とフロントガラスに書かれた
  バスのみを辛抱強く待つ(他のバスには絶対乗らない!)

というか、水長城のサイトを丹念に見ていたら、行き方が乗っていた・・
http://www.huanghuacheng.com/NewsView.asp?id=157

これなら、最後に「水長城行きバス」には乗れていたかも。

そして気になるバス代は・・・全部交通カードで済んだので、タダ!
・・・ではなく、前払いではあるのだけど6割引なので、
2本乗りかえて合計2元+1元=3元くらいだと思います。

スッタモンダしたけど、やっぱり北京のバス旅は安くていいですね。

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Comments

はじめまして!
公共交通機関だけで水長城へ行ってみたいと計画をしていたので
検索をしていたところ、行き当たりました。
とっても、と~っても。参考になりました。

迷うことも旅の楽しみの一つですよね。

貴重な情報をありがとうございました。

Posted by: にゃおん。 | October 18, 2009 at 04:02 PM

>にゃおんさん

お役に立ててうれしいです。
コツは、なかなか来ないかもしれないけど、
「懐柔⇔水長城」のバスを辛抱強く待つことです。

それで先日行った友人は、乗り換えのバス停で
このバスを1時間半も待ったと言っていましたが…(汗)

でも、バスの旅は安くて冒険もできるので楽しいですね。

Posted by: Emmy | October 19, 2009 at 06:35 PM

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