ジャーナリストの倉重奈苗さん、長江商学院で講演会
6月29日。
王府井の東方広場にあるビジネススクール「長江商学院」にて、
1年間の語学留学を終えて帰国を間近にひかえた
朝日新聞の記者・倉重奈苗さんをお招きした講演会と、
参加された聴講者とのランチミーティングが開催されました。
ただ、講演を聴くだけでなく、
食事をしながらのミーティングも行う・・・?
いったいこの時間は、どういう風に流れるのだろう。
新聞記者、しかも政治部という一線で活躍された方が、
「中国」という所へ飛び込まれてきただけでも面白い話が
出てきそう・・そして、私はどんな話ができるのだろう・・・
いろんな好奇心が湧いてきました。
会場には、私と同じくメディア界で働く日本人・中国人、
日本人留学生、研究職の方など30名ほどの人が集まりました。
講演が始まる前に珈琲を飲んでいると、横にいらしたのが
まさに倉重さん!挨拶をしたところから話が出てくる出てくる・・・
そして、講演でもそこで話題に上っていたことが登場しました。
その内容とは・・・
語学留学生として1年間を過ごした倉重さんが
この期間中に中国の辺境を色々と旅行された中、
ある都市で開発プロジェクトを目の当たりにし衝撃を受けられたエピソードでした。
「私はそこで見たものに対して、取材をしたわけではないので何も言えない。
ただ、56もの民族がいる中国が、どのように安定させて国を運営していくか、
というところで難しい課題を抱えている。」と、言及し講演は終了。
その後、みんなで日本料理店に場所を移してランチを食べながら、
倉重さんの講演内容をベースに、参加者とミーティング。
余談ですが・・・久しぶりにおいしい焼き鮭を食べました。
参考に、と倉重さんが実際に撮影した辺境地域の写真を、
中国のあるメディア記者が見たところ、彼女の第一声は
「この風景、私の実家にも似ています」でした。
発展目覚しい、と言われている中国ですが、
高層ビルが並び、日本を越えんばかりの都会の景色が見られるのは、
北京や上海などごく一部の都市に限られた話で、
ちょっとバスや火車で西へ流れていくと、たちまち荒廃したビルが並び、
崩れているのか建っているのかわからない家屋が並んだ風景を目の当たりにします。
日本では想像できない問題がいろいろとある中国。
旅先や生活で目の当たりにし、視覚に訴えられたものを、
どのようにしたら、その情報を分析判断し、
日本や世界に伝えていくのか、自分も色々見てきた身ですが、
記者の方の口から客観的に聞くことで改めて感じたこともありました。
最後に、聴講者との話合いでは、
「見る側と伝える側」としての議論もかなり白熱しました。
まず、ここに参加された皆さんは、それなりにメディアというものに対して
リテラシーの高い人たちであり、自分達がメディアから得た情報を
どのように分析し、刻んでいくかを自覚している人たち。
核心を突いたやりとりが交わされる場面もあり、
伝える側としても受け止める側としても、勉強になる一日でした。
7月上旬に帰国される倉重さん。
中国で得たものを、日本の報道現場でも生かして、
また中国に・・・こんどは「特派員」として帰って来てくださいね。
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