「南京大虐殺記念館」で迎えた終戦記念日in南京not北京
行ってきました、南京。
「南京大虐殺記念館」で行われた、日本の漫画家による漫画展です。
一生で一番、思い出に残る「終戦記念日」でした。
日本に帰ったらこういう経験はできないでしょう。
イラスト横断幕。会場には2万人のお客さんが詰めかけ、
漫画家さん達は、子供達からサイン攻め。すごい人気でした。
旅先で、思い出したことがありました。
かくいう私も、8歳の頃に観たアニメ映画の『はだしのゲン』で
真っ赤に燃える広島の街、溶けて崩れていく人たちの光景を見たことが、
「戦争」や「原爆」という言葉に敏感になるきっかけとなり、
今の仕事に就こうと思った原点でした。
あの映像は、20年以上経った今でも、脳裏に焼きついて離れません。
「やっぱり漫画の影響力ってすごいな~」
・・・と、いうことを移動中のバスで隣に座った
ある先生の奥さんに話すと、頷いてくれました。
「子供が漫画から得るもの、学ぶものは大きいですね」
南京の子供達が、10年後、20年後、展示されていた漫画や、
日本人の漫画家さんと触れ合ったことを覚えていて、
戦争のない世の中を作る力になってくれていると、嬉しいですね。
今回、南京大虐殺記念館での展示を行ったのは、
戦時中を中国大陸で過ごした先生方で結成した『私の八月十五日会』
サイトURL:http://815.surpara.com/
中国で戦時中を過ごした先生が多いことに、また驚きました。
そして、今、思い出したことがもう1つ。
我が家は祖父が樺太にいたのですが、
そういえば、樺太にいた漫画家さんはいないのでしょうか。
【新華社で報道されました】
○日本漫画家参观南京大屠杀遇难同胞纪念馆 (8月15日)
http://news.xinhuanet.com/video/2009-08/15/content_11887958.htm
○日本百名漫画家办画展追忆“八.一五” (8月16日)
http://news.xinhuanet.com/video/2009-08/16/content_11890903.htm
ちょっとだけ、私の”仕事している”姿も映っています。
でも、よく見ると上のニュースは南京大虐殺記念館を先生たちが
見ただけで終わってて、下のニュースもナレーションが何だか微妙…
この辺に、「違和感あっても政策優先」な中国の報道スタイルが伺えます。
【NHKさんとカメラ合戦しました】
8月20日のNHK『おはよう日本』で、
この話題が放送されました。日本にいる人、早起きして観ましたか?
実はここにも私が映っていたりします(全国放送)
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Comments
展示の内容知りたいな。どういう戦争史観で展示されたのか。
Posted by: ふうこ | August 20, 2009 02:34 PM
ふうこさま
ビジュアル(写真)では、漫画家協会に詳細がありました。
http://www.nihonmangakakyokai.or.jp/news.php?tbl=event&scl=news330
今日、NHKでこの内容が放送されたのですが、
どういう風に伝えられたんだろう・・・
Posted by: emmy | August 20, 2009 04:43 PM