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明十三陵ぶらり旅-北京最後の世界遺産

9月19日。
北京へ来てもうすぐ4年になろうというこの日、
中国各地に30以上ある世界遺産のうち、
北京市内にある6箇所の世界遺産を踏破!!

最後の世界遺産は、「明十三陵」でした。

Img_9017
大宮門バス停前

「明十三陵」 
http://wikitravel.org/ja/%E6%98%8E%E3%81%AE%E5%8D%81%E4%B8%89%E9%99%B5

調べると、やっぱり「北京で最後に登録された世界遺産(2003年)」でした。
知らなかった~(汗)

なんて風に、前知識を持たずに出かけ、
現地で学び取るのが私の地理歴史学習法。
決して、教壇で教える学校の先生にはなれません。

特に「歴史」の要素が強い文化遺産系は苦手です。
中国の歴史も三国志も、中国に来てから学んでいます。
赤壁も、「レッドクリフ」が上映されるまで知らなくて
笑われたので、実際に湖北省まで行って見てきたほどなのです。

そして、今回のお題は、

Q.なんで、「13」という数字がついたのか?

そもそも、十三の陵があると言っても、1箇所に固まっていて、
観光地は1つしかないとすら思っていたワタクシですが、
それは北京の広さを知らない奴の勘違い。
天寿山の南麓一帯に点在していることに、行ってから気づきました(大汗)

この点在する陵が、なぜここに13個なのか、
明の皇帝は13人じゃなかったはずでは!?

謎を調べに行ってきました。

なので、私と同じスタイルで旅をする人は、
ここから先を読まないことをお勧めします(笑)

Img_8926

地下鉄2号線の「積水潭」駅東隣にあるバスターミナル
「345路快」バスに乗って、終点の「昌平東関」駅へ。
そこから「314路」に乗り換え、まずは「大宮門」下車。

注:345路の慢車(各駅停車)に乗ると終点は「昌平北関」。
ここからでも314路は走っているのでフォローできますが
時間はかかります。かくいう私は間違ってこれに乗りました(汗)
写真も慢車です。快車の色は、奥の赤と灰色のツートーンです。

大宮門に着く前に、大きな門が見えてくるのでよくわかります。
ここから北へまっすぐ歩くと、有名な「神道」です。

Img_9050

動物は、後で調べたところ
獅子、筍猊(伝説上の猛獣)、駱駝、象、麒麟、馬の6種類。
座っている格好と立っている格好の2種類あるので12像×2です。

Img_9048

南京の「明孝陵」(明初代皇帝・朱元璋を埋葬した墓)
を訪れた時に説明したガイドさん曰く、
「駱駝は新疆ウイグル、象は雲南省、馬は内モンゴルの象徴」だとか。

つまり、中国統一を意味するという・・・
明時代から、この3省は中国統一の象徴だったのですね。

Img_9051

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Img_9060

そんな馬の上でくつろぐ不届きものが!!

奴がゴミ捨てか何かでふと下りた隙に、
欧米人が写真を撮っていましたが、気にしないのが中国。

神道を北の端まで歩くと、ゴールにあるのは、大宮門から
バス停2つ先の「胡庄」。出口を出て、ちょっと北側に歩いて
このバス停から再びバスに乗り、今度は終点の「長陵」へ。
途中、1つ手前の「定陵」で下りる人がたくさんいたけど、
神道の先にあるのが「長陵」なので、長陵を選びました。

Img_8949

結構、ひっそりとして観光客は少ない模様。
でも、中に入ると欧米人の団体さんが一杯でした。
フランス語や英語が飛び交い、デンマークの旗まで・・・

Img_8994

一番奥の「長陵」と書かれた建物へ昇ります。
長いトンネルを出た瞬間、左隣はいきなりお墓(陵)です。

こんな至近距離じゃ、墓の全景が見えない・・・

Img_8970

輪郭だけ収めてきました。

Img_8972

「長陵」の上から、この敷地内の全景は見えます。
秋らしく・・・紅葉がちょっと出てまいりました。

この手前にある建物には、大きな永楽帝の銅像を中心とした、
明代の歴史に関する博物館が展開されていました。

Img_8998

ここでお勉強タイム♪

Img_8961

壁一面に教材がズラズラーーーっと並んでいたら、
やっぱり真剣に見てしまいます。

Q.なんで、「13」という数字がついたのか?

の問いを解明すべく、館内を歩き回る私。
明代(紀元1368年-1644年)についても説明がありました。
面倒なので、これを見て→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E

皇帝は、十七代まで記載。ではナゼに「13」なのか?

Img_8999

皇帝の年表をよく見ること数分・・・あっ!わかった!!

答えは単純だった。

皇帝は17人だけど、
ここ北京市昌平区のこの一帯に埋葬されたのが13人だったのです。

最初、明の時代が始まったころ、中国の首都は南京だった。
初代皇帝が南京に埋葬されているのは、そのためである。

そして、1421年に首都が北京へ移った後に亡くなった永楽帝から
明代最後の皇帝までは、現北京市昌平区の天寿山に
埋葬されるようになったとか。皇帝の在位期間についても、
説明すると長いのでこれで→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E

初代皇帝は南京に埋葬されているほか、
2代目皇帝の建文帝は行方不明に、
7代目皇帝の景泰帝は北京市の海淀区に埋葬されたため、
この3人を除いて13人が、ここ昌平区にいるということになります。

そして最後の十七代皇帝・崇禎帝は・・・
明が滅亡した時に景山公園で自害をし、祀られなかったそうです。

我ながら、無知であることを痛感しつつも、
だいぶ、明代皇帝の歴史がわかってきました。

でも・・・

今度は、2代目皇帝の行方を捜して旅に出るかも!?

後日、詳しい人に聞いた話では、2代皇帝は戦乱の最中
火中に消えていった人で、遺体が見つからなかったという。

歴史は半分、伝説めいたところもあるのですが、

調べれば調べるほど、謎は増えていくばかり・・・

Img_8953

ついでに言うと、ここに明代最初の陵が出来たのは1409年。
今年はお墓が出来て600年と縁起のいい年らしいけど、
永楽帝の亡くなった年と違う!

中国の歴史は奥深い。

これが、北京最後の世界遺産の印象でした。(をい)

明十三陵への行き方
地下鉄2号線の「積水潭」駅東隣にあるバスターミナルで
「345路快」バスに乗って、終点の「昌平東関」駅へ。
そこで「314路」に乗り換えると、「大宮門」より先は全て明十三陵!!

明十三陵の料金と営業時間
神道 30元 8:30~18:00
長陵 45元 8:00~17:30
昭陵 30元 8:30~17:30
定陵 65元 8:30~18:00

観光できる明十三陵は、長陵、定陵、昭陵と神道のみ。
各陵で1回1回入場料は取られますのでご注意。

・・・

これで、北京の世界遺産は全部制覇したことになりますflair


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Comments

流石、プロが作るブログはレベルが違いますね。
すっかり行った気になってしまいましたよ。
良い勉強になりました!

Posted by: Mr.クール | September 22, 2009 at 05:49 PM

>Mr.クールさん

えええ!読んじゃったんですか~!?

というのは、冗談。お褒めいただいてありがとうございます。

Posted by: emmy | September 22, 2009 at 06:03 PM

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