
天津にも長城があるという話は有名だが(どこが?)
まだ、行ったことがなかった長城マニアのワタクシ。
やっと行ってきました。
天津と河北省の境にある天津郊外「薊県(JiXian)」
この街中から30キロほど北にある長城。
その名も、「黄崖関(Huang Ya Guan)長城」
北斉から隋代(紀元577年~581年)に創建されたもので、
東は河北省遵化県の馬蘭峪長城、
西は北京平谷県の将軍関長城へとそれぞれつながっている。
ついでに、この黄崖関へ向かう中継地点の
薊県市街地そのものも歴史が古く、
春秋戦国時代(紀元前ン100年くらい)に創設。
中心地には、まだ「古城」が残っていると聞いた。
古城といえば、雲南省の麗江や山西省の平遥など
世界遺産にも登録されているほどである。
・・・・気になるものばかり。
そんな訳で、ココロをワクワクさせて計画を立てたものの、
ネットにも書店で立ち読みしたガイドブックにも、行き方が
きちんと書いているものが見つからない。
こんなに情報のない観光地は初めてだった。
もはや、
「行ってみなければわからない」
それなら、私がちゃんと行き方を確認して、
日本語で行き方を丁寧に説明しようではないか!!
断片的につないだ情報だけを元に、地図も持たず、
極めて冒険的な旅が始まった。
・・・
10月6日 朝7時30分
北京市にある地下鉄1号線の四恵駅から道を渡って
東へ200メートルほどの所にある「四恵」バスターミナル。

かなり質素なバスターミナル。

ここの質素な窓口で、「薊県(JiXian)」行き直行バス券を購入。
運賃は、19元とネットに出ていたのに、24元が正解。
経済成長と共に、値上がりするのも早い中国です。

バスに乗って、河北省の大厂回族自治県、三河市を通過し、
2時間ほどで、薊県県内へ突入。店の看板に書かれた
電話番号の市外局番が「022」になったら、そこはもう薊県です。

終点は「薊県バスターミナル」だけど、手前に「白塔寺」の
看板が左に見えてきたらさっさと下車した方が無難です。
下りて、道を渡ると丁寧に案内図が点在しています。
もはや、古城のためにあるような街なのでしょうか。
・・・街中は、コンパクトに出来ています。


下りて歩くと、あっという間に古城のメイン・鼓楼が登場。
鼓楼を中心に、ショッピングストリートが左右に伸びてます。
その端っこに、古城の象徴「独楽寺」。
入場料40元なので、入口で写真を撮って行った気分に。

さすが城下町。その向かいから、胡同が広がっていたので、
この中を散策すると、遠くに白塔の寺「白塔寺」が登場。

お坊さんが歩いているので仏教なのはわかるのですが、
果たして何仏教なんだろうか・・・
お坊さんに聞いてみました。
「知らない」
との回答でした。
ってことはありえないので、改めて紙に「蔵(チベット)?」
と書くと、お坊さんは「不是不是!」と紙に「漢」。
漢民族の仏教は、「漢仏教」と呼ぶのですか。
勉強になりました。お坊さんもきっと、漢民族以外の
何者でもなかったので、そんな質問をされたことが
ぴんとこなかったのでしょう。
柿が綺麗でした。薊県は至る所に柿の木がありました。
・・・
さて、いよいよメインの「黄崖関長城」を目指して出発!!
ネットによると、
「独楽寺のそばの道路から、ミニバスが出ている」
とあったので、独楽寺が面している「長城大道」へ行くと・・・

なんと!
独楽寺駐車場の入口前の道路は真っ赤なワゴンで一杯!!

これがほぼすべて、長城へ行くミニバスだったようです。
「黄崖関(Huang Ya Guan)」と適当なおっちゃんに伝えると、
おっちゃんは笑顔で即答。「乗れ!1人10元」
ネットでは7元って書いてあったんだけど・・・ま、いいか。
8人乗りのワゴンに乗って、出発!!
40分強の山道ドライブを堪能していると、ほどなく

「コカコーラ希望小学校」
お!これが噂に聞いていた
コカコーラの社会貢献"PR事業"か!!米国はやることが違う。
と、感心していると、車は黄崖関圏内へ。

到着しました。黄崖関長城の入口です。
馬が一杯止まっていますが、まあ、いわゆる観光用です。
入場料は50元。ネットでは40・・・もう、いいや。
※ちなみにネットの情報は2006年でした。
長城へ登る前に、故宮のような敷地に入りました。
これは、北京の長城にはなかったぞ!

若かりし頃の毛沢東さんにもお会いしました。
60周年おめでとうございます。
建物の敷地を抜けて、やっと長城です。
ここの長城は、八達嶺の「男坂」「女坂」みたいに
左右に分かれていて、左側の方が険しいのか人は少なめ。
という訳で、もちろん「男坂」というか、左側の方へ。



どんどん登ると、北斉時代を思わせる旗がひらめき、
その先は、かなり古くなって草が生えていました。
「注意」と書いてある所も皆さんかまわず、どんどん登って行きます。

色合いは可愛かったです。
再び入口へ戻り、今度は右側の長城にちょっと挑戦。

長城の間が途切れていて、ただの山道になっていました。
山道が終わったところで、長城の切れ端を眺めて終了。

これが切れ端でした。
同じコースをバスに乗って、再び薊県市街地へ。
バスターミナルまで赤のワゴンに乗せてもらって、
帰りのチケットを購入。これも24元。

薊県バスターミナルを午後5時に出発したものの・・・
国慶節の交通規制か北京市へ来る人の制限か、
切符購入時と河北省のあたりで、警官に「身分証を出せ」
と言われたのでパスポートを出すと「よくわからないから、いい」
中国の警備、こんなもんでいいのでしょうか・・・いいのか。
北京市に到着した時は、夜8時でした。
最後にスッタモンダしたけど、
ひとまず日帰りで行ける隋の旅。
要するに、ネットにもガイドブックにも行き方が明確に
書かれていないのは、明確な交通手段がないから、
ということだったのですね。中国らしい旅、勉強になりました。
※ガイドブックやネットに、「919路専用線が黄崖関長城直行」
という言葉が時々出てきましたが、今はありません、たぶん。
全然見かけませんでしたから。
費用は、
交通費 (24+10)×2=68元
※帰りのワゴンにバスターミナルまで運んでもらい追加5元
入場料 白塔寺 5元+長城 50元=55元
昼食代 30÷2=15元
飲み物などを買ったらその分追加
合計・・・143元!!
北京の桂林より安かったです。
・・・


秋の紅葉も始まっていました。
天津薊県黄崖関長城 →「あざみ」と打つと「薊」が出ます。
北京からの行き方:
1.地下鉄1号線「四恵」駅から東へ200メートル歩く。
路線バスで行く場合は、四恵バス停ターミナルの東隣り。
2.四恵バスターミナルで「薊県」の切符を買う。10分に1本。
3.2時間くらい走って、両側の店の看板に書かれた
電話番号の市外局番が「022」になったら下車サイン。
4.左に「白塔寺」の看板が見えたら、
その後すぐに止まるバス停で下りる。
5.まずは、古城を堪能する。
6.独楽寺の西側にある駐車場沿いの「長城大道」に立つ。
7.赤いワゴンがたくさん止まっているので、
「どこ行くんだ?」と聞いてくるおっちゃんの態度と、
フロントに「長城」と書かれていることを確認して乗る。
これでバッチリ行けました!!
あなたも、この情報を掴んだら、ちゃんと長城へいけますよ!
って、どこの日本人がローカルバスで長城行くんだよε-( ̄ヘ ̄)┌
祝
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