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【日中間の上空にて】日本人と中国人のコミュニケーションは

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写真は2009年7月撮影。成田→北京の国際線に乗るときは、
左の窓側に座ると富士山が見えます

fuji fuji fuji

今回のエントリー、決して中国人を悪く言うのではなく、
日中両国人の考えの違いは言葉以上の隔たりがあること、
違いを理解する努力が必要であることを感じたのです・・・


10月28日 成田空港

食欲の秋を満喫しすぎ、食べ過ぎた日本滞在も終わり、
いよいよ成田空港から飛行機で北京へ。

北京を発つ前からインターネットで予約した座席は、
富士山を拝めるようにしっかりと左の窓側をゲット!!

これで、冠雪したばかりの富士山を拝めるぞぉ。

って、思いきや窓の外を見て愕然。

日が沈むの、早すぎませんか?トーキョー。
時はまだ5時。なんでこんなに暗いんですか?空night

このまま定刻どおりに飛んでも富士山上空を過ぎるのは6時。
もっと暗くなっているわけで、富士山を拝むことはできず。

ショボーンとしながら、写真を撮る気も失せてそのまま機内へ。
※なので今回のエントリー、写真はありません。

仕方ない、映画でも見て楽しみながら帰るか(いつもだけど)

と、映画を見ていると、隣に座った中国人と思われる男性が、
シートプログラムのコントローラーを扱えずに四苦八苦している。

言語切り替えさえできれば「中国語」もあるんだけど・・

大丈夫かな?

と思って、「你想看シェンマ?(何が観たいのですか?)」
コントローラー操作を手伝って中国語を選択してあげたところ、

「中国語の選択はあるけど中国語上不了(出てこない)なんだよ。
だから英語で音楽が聞ければいいよ」

というわけで(全日空さん、この点確認お願いします)
英語の音楽チャンネルを設定したところで、完了。

男性は、「ん」とだけ言って音楽を聴き出すも
(御礼を言わないのは中国人では普通なのでスルー)、
またも変えたいらしく、コントローラーを再びガチャガチャ。

不満はありそうなんだけど、あまり関わらない方がいいのかな?
と思って様子を見ていると、やがておとなしく音楽を聴き始めた。

ひとまず安心。

機内食やドリンクサービス時も礼儀正しくマナーもいい方で、
日系の飛行機に乗るくらいだからレベルの高い方なんだろうな、

などと考えていると、男性の方から
「你几年学習中文(何年中国語勉強してるの)?」と尋ねてきた。

「いえ。今、北京に住んで仕事しながら勉強しています」と答えると
男性は「何年住んでるの?」 私、「4年です」

男性「4年!? はぁ~」と、首を振る。

「4年ならもう少し中国語わかるんじゃないの」
いうようなことを言ったようだ(聞き取れていない、やはり駄目)。

コントローラーの操作、中国語で教えてあげたじゃんか!!
今、中国語で会話しているじゃんか!!礼も言わずに何を言う!!

心の中で少しむっとしたものの、男性はやはり中国語で話してくる。
男性は大学の教授だった。日本には会議で初めて行ったらしい。

Emmy「専攻は何ですか?」
男性「ふぁんずーしんりーしゅえ」
Emmy「・・・写漢字(漢字書いてください)」やっぱりわかりません(汗)

男性が書いたのは、「犯罪心理学」でした。
こういう、腐るほど日本語の発音で聞いてきた固有名詞は、
中国語の発音で覚えないものです。

このブログを見ているちょっと中国語のわかる皆さんは、
「ふぁんずーしんりーしゅえ」という平仮名を見れば
「しんりーは一緒だし、想像できそうじゃん」と思うかもしれませんが、
この言葉を発するネイティブの発音は、日本語の発音と違うんです。
何より「専攻」を尋ねれば、法律とか経済とかって回答を想定するのに、
犯罪心理学なんて想定外、それこそ犯罪ですよ。

・・・っと、話を進めて。

男性「それにしても、日本のご飯はおいしくないね
Emmy「え?なんで?」
男性「おいしくないよー」

日本からの飛行機で中国人にこう言われたこと、初めてではありません。
多少はわかってくれる人だろうと思って、掘り下げてみることに。

Emmy「中国料理は油が多くて健康によくない。日本食は健康にいいですよ」
男性「ああ、健康にいいのね」
Emmy「日本食のどこがおいしくなかったですか?」
男性「味が悪い。ラーメンは醤油が濃い。食事は野菜が少ない
Emmy「・・・それは、あなたが行ったレストランが良くないのでは?」
男性「いやいや。どこへ行ってもおいしくなかった」

いや、会議で偉い先生たちに連れて行かれたレストランのせいだと私は思う。
日本の食事は中国よりも油を使わずに作った野菜料理は多いし、
味付けもそんなに濃くない。中国人と日本人の好む調味料は違うだろうけど。
初めて日本を訪れる方には、ぜひとも北海道へお連れしたい

そして突然話が変わる。

男性「ジウシャンショウシャンは、経済を良くするために
何かいい方法を考えているのですか?」
Emmy「・・・は、はい?ジウシャン・・ 写漢字(やはりだめ)」

男性が書いたのは「鳩山首相」
中国にお住まいの皆さん、鳩山首相(JiuShan ShouXiang)の
話題は、しばらく出てくると思っておいたほうがいいですよーー

さらに、話が変わる。

男性「今は2009年だけど、●×△はどのくらい経っているの?」
Emmy「・・・はい?写漢字(だめだめ)」
男性「天皇」
Emmy「ああ、天皇ですか。最初の天皇(推古天皇あたりを想定)は
   500年左右だから1500年左右」
男性「おう、そうなんだ!では、□◎▲は?」
んんん!!!? 何何?なんでそんな質問出てくるのーー??
そして、これは男性も何故か紙に書かず、会話終了。

すみません・・・諦め顔で、機内にあった日本の新聞を開く私。

すると男性が、「これこれ!ピンチャンのことだよ」と紙面を指差した。
そこに書かれていたのは「2009年(平成21年)」の「平成」。
ああ、このことを聞いていたんですね。
「年号」って、今の中国にないから、筆談もできなかったんですね。

男性「この平成ってのは誰の名前だ?」
Emmy「え!? っと・・今の天皇ですが、
    平成って名前と天皇の名前は不一様(違う)なんです」
男性「おお、違うのかー」
Emmy「こういうのに興味があるんですか?」
男性「興味ありますよ」
Emmy「中国は2009年、しかないからですね。
    日本人はこういうのにあまり興味がないんですよ」
男性「おお、そうなんだ」
※日本人のこういうのに興味のあるみなさん、ごめんなさい。

結局、飛行機が北京空港に着くとその男性は、
「じゃあね」の挨拶もなくさっさと降りていってしまいましたが、
もう少し弾むはずの話ができなかったのは反省ものでした。
中国の方の日本への関心がどこにあるかを垣間見ることができました。

中国国内を旅している時も、隣り合わせになった中国人から、
明治維新の話や、奈良時代の話など、日本人もびっくりするような
歴史の話、政治の話、経済の話、いろいろ振られることはあります。

日本人としてもう少し、日本が「え?」と思うような
雑学を中国語で身に着けておいた方がいいかもしれません。

・・・と、毎回心に強く誓うのですが、なかなかできませんね。

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