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【北京街角日記】バイクタクシーのおっちゃんと私

通っているオフィスのビル周辺には公共交通機関がない。

周辺の地下鉄の駅は3つあるけれど、どこも20分~30分、
最寄のバス停からも、10分~15分は歩かなければならない。

かといって、その距離でタクシーを使うのももったいない。

こういう隙間を埋めてくれるのが、バイクタクシーの存在である。

Img_7936

バイクタクシーは、
2輪バイクの後ろにお客を乗せる箱をつけただけの質素な乗り物。
交渉次第だが、最近は大体の場所で5元という相場。

冬が近づいてきた頃から、私は最寄のバス停を降りたところで
待っているバイクタクシー
に乗って、オフィスへ通うようになった。

そして、

私が毎朝降りているバス停の前には、
いつも同じおっちゃんが2人だけ、待ってくれている。

言葉や風貌が中国人でないお姉ちゃんは覚えられやすい。

最近では、どちらのおっちゃんも、

「早上好!(おはよう)」と声をかけるだけで、
すがすがしい笑顔を見せて扉を開いてくれ、
何も言わなくてもオフィスまで運んでくれるようになった

片方のおっちゃんは、私のオフィスの前にある道路際に寄せて止め、
もう一人は、なんとオフィスの入口まで運んでくれた。

そんなおっちゃんたちに、私は財布から5元を出し渡すと、
これまた笑顔で、「再見!(またね)」と言って引き返して行く。

でも、このバス停には、いつも2人しかいないので、
時々出払ってしまっていない時もある。

こんな時は、泣く泣く15分かけてオフィスまで歩いて行くか、
もっと小さな、バイクタクシーなぞ止まっていない
オフィスに一番近いバス停まで乗って10分かけて歩く。

お陰でバスに乗るときは、必ず右の窓側に座り、降りる前に
「今日はいるかな・・・」と、前方を覗き込む癖ができた。

おっちゃんたちに出会ってから、通勤時間が楽しくなった。

ある金曜日の朝-

バイクタクシーに乗ってから、自宅に財布を忘れたことに気づいた
オフィスまでぐんぐん近くなるに連れて、焦ってバックを漁る私。

それでも、結局財布を自宅の机に置き忘れてきたと覚悟し、
降りるときにおっちゃんに、白状した。
「今日、財布を忘れました。今度払うから電話番号と名前を控えさせて」

すると、おっちゃんは即座に

「不用、不用!」

とだけ繰り返して、去ってしまった。

「ええ・・・いいのぉ?」

同じおっちゃんのバイクタクシーに乗れたのは、翌週の火曜日だった。
再会を喜び、降りるときに10元札を渡すと、
おっちゃんはこれまた笑顔で、「再見!」と答えた。

解決できて、私も安心した。

たったの5元だけど、信頼してくれることに、
私も心地よい時間を味わうことができた。

運転中は、怖いのであまり言葉を交わさないけれど、
言葉を超えたコミュニケーションが、そこに生まれ始めていた。

その矢先-

オフィスを辞めた

残念だけど、

おっちゃんたちと、この時間を共有することは、当分なくなった。

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