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国境"歩いて"ベトナムへ1(中国・河口-ベトナム・ラオカイ)

1月5日

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午前8時の昆明の空。

昆明駅で火車を降り、近くの南窟ターミナルまで真っ暗の中歩き、
7時の開門を待って、やっと切符売り場のところまで行ったところで、
「そこへ行くバスは東部バスターミナルに変わった」と一言。
またも怖い真っ暗の駅前を歩き、やっと東部バスターミナル行き
60路のバスを見つけて乗り込んだ時に迎えた朝焼けです。
現場まで来ないと何もかもわからないのが、中国です。

中国は横に広長い大陸なのに、時刻は北京時間1つしかない。
西部地域など、日の出と日の入りの感覚が生活サイクルと
ややずれている気もするのだが、統一の好きな国故仕方ない。

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真新しい東部バスターミナルは、僻地も僻地にあった。
雲南省の東南方面へ行くバスがこっちに集められたようだ。

ここで切符を購入。行き先は・・・「河口(He Kou)」

河口は、雲南省の南端にあって、巴馬県同様「ヤオ族」の街。
バス代は136元(+保険料2元)と高め。さすが430キロの距離。

ここからバスに乗り込んで河口へ。
そして、今回挑戦する行き先は・・・国境越えてベトナム

この南端の街・河口はベトナム・ラオカイと国境を挟んでいて、
間にかかった橋を自分の足で歩いて越境できると聞いていた。
果たして私でもできるのかと、ドキドキを胸に秘めての出発。

海南島、巴馬、初めてでかつドキドキした場所をとことん
踏みしめて来た今回の旅だけど、これはドキドキのクライマックス。
これが終われば、この旅は無事に終わったも同然である。

ただ退屈な時間を流す他の現地の乗客の中に、
気合入りまくりの日本人娘1人を乗せたバスは1時間後、
まずは世界遺産である「石林(ShiLin)」のカルスト地形の間に。

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おお!これが石林の世界遺産・カルスト地形か!!
このカルスト隆起が特に激しいあたりは観光地と化し、
入場料を200元も取ると聞いていたので行こうか迷っていたけど、
この景色をここで見られるならば、行く必要はなしと結論づけた。

途中休憩と昼食を二回挟んで、山道を4時間くねくね走り、
蒙自あたりから高速道路へ乗ってさらに3時間。

青いビニール袋をかぶったバナナの木が山の斜面という
斜面の間にずらーーーっと並ぶ中を突っ切って、
※どうやってここまで人は来られるんだろう・・と感心。

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バスは無事高速・「河口」料金所を通過。

そこで、いきなり検問が・・・「防辺」ってなんぞ!?
公安のお兄さんが入ってきて、乗客1人1人の身分証を確認する。
日本人パスポートを渡すとお兄さん、私のパスポートだけ持って

「等一下(ちょっと待て)」と行って、バスを降りていった。

(え、ええーーー!? なんで、私のパスポートだけ、ぼ、没収!?)
一瞬、頭の中が混乱。
私はこのまま「おまえ、ここで帰れ」とか言われて、
念願のベトナム行きがまたいつぞやの夢をなるのだろうか・・。

でも、警察に捕まって拘留されるよりは、
ここで素直に帰された方がまだましだしな。。などと考えていると、
やっとお兄さんが帰ってきた。が、パスポートを返す風もなく、

「你需要去ロ那里(どこへ行くんだ)?」と質問。

「はぁ?・・・河口だけど」
「河口、ね」

で、間に挟んであった「在外選挙人証(日本で選挙がある時に、
海外にいる人が大使館などで選挙をするときの証明書)」
を、
丹念に見始めている。んなの、ここじゃ関係ない書類です。

「これは、なんだ?」
「え、日本には選挙があって、選挙のある時私は北京の
日本大使館にこれを持って行って選挙をします。」
「ほぉ・・選挙、ね」

続いて、その間に挟んであった「証明写真」
更に挟んであった「中国の友達が撮った私のポラロイド写真」
更に挟んであった「家賃を大家に振り込んだ時の銀行の控え」
を、ジロジロと丹念に見ていく。

(もう・・そんなの丹念に見たってしょうがないよ!!)
※挟んでおく私も私だが。

というくらいにジロジロと見た挙句、「はい」と、
パスポートを返してくれた。 なんだったんだ?
単に、日本のものが珍しかっただけなのだろうか・・・

ほどなくしてバスは再び出発。15分も走ると、街中へ。
ターミナルに到着する寸前・・・「中国河口」と書かれた国境ゲートが

こんなに、近いんだ!! 一瞬の出来事に驚き感動する日本人。

昆明を出てから7時間半。
17時15分。やっと着いた!ベトナムへの扉・河口!!

・・・

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バスからも見えたように、国境のゲートは、
ターミナルのすぐ裏にあった。まずは歩いて、ゲートそばへ。

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コテコテ中国デザインのゲートと違って、奥に見える
ベトナムのそれは、かつての植民地時代を思わせる
欧州風デザインの横文字ゲート(ベトナム語だけど)。

遠くからも、そこが異国であることを実感する。

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ソンコイ河(紅河)に架かるモイ・キエウ橋(中越公路大橋)は、
2001年にベトナム・中国の友好の証として出来たそう。
全長295メートル。このわずか300メートルにも満たない所に
違う国があるなんて、島国・日本人にはイメージできない。

でも、目の前にあるのが国境で、その向こうにあるのが異国
というのは、変えることのできない事実なのである・・・のだ。

本当ならば、今夜はここに泊まって、翌日の朝早く起きて
ベトナム入りしようと思ったのだけど、時刻はまだ5時半。
西の国だけに、夕日さえ見えてこない。

「今、行っちゃうか」

明るいうちに、向こうの宿を見つけておけば、
ひとまず安全の面では困らないだろう。

自然と、私の足は出国手続きを行なう建物の中へと進んでいった。

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出国ゲートで、パスポートを渡しスタンプを押してもらう。

が、ここでまた物入りが。

「前のパスポートはありますか?」
「は?いや、これ1冊だけですが。何か問題でも?」
「パスポートは問題ない。でも、この発行地に問題がある。」

パスポートの発行地・・・北京の日本大使館
ビザの発行地・・・日本。 この場所の違いに問題があるという。

確かに私は、昨年6月に北京の日本大使館でパスポート更新した。
その後、日本に7月に帰国してビザを更新した。
発行地が違うことを辻褄合わせるため、控え室へ連行された。

お兄さんは、「大丈夫だよ、めいにゅ~(美女)」と
笑顔で言ってくれたけど、またも私の心はドギマギしていた。

ああ、私はやっぱこのまま「おまえ、ここで帰れ」とか言われて、
念願のベトナム行きがまたいつぞやの夢をなるのだろうか・・。
それ以前に、日本大使館に連絡が入って強制送還させろ、
とか通告されて、強制的に北京にいられなくなるのか・・

でも、警察に捕まって拘留されるよりは、
ここで素直に帰された方がまだましだしな・・
などと考えていると、やっとお兄さんが帰ってきた。

言葉のとおり、「OK」と、パスポートを返してくれて、
そこにはちゃんと「出国」のスタンプが押されていたのだ。

やった!! これであの橋を渡れる!!

ベトナムでスリルを味わうつもりが、その前に、
この住み慣れた中国に、またもドキドキさせられたのである。

国境を越える時の心得:
1.パスポートを更新したら、1年くらいは前のパスポートも持参する。
2.それ以前に、パスポートはやはり日本で更新する。
3.パスポートには、ごちゃごちゃと変なものを挟んでおかない。

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Comments

昆明から河口までの旅、あこがれます。国境はあっけなく300メートルで続いているのですね。橋の向こうとこちらで人種が違うのでしょうか?たぶん、昔から親戚づきあいしていた人たちかもしれない・・・。人の往来は地方の事情でしょうから、1910年に中国ができた(民国)ときには、こうした国境地帯はどうだったんでしょうね。

Posted by: masa | October 09, 2016 at 04:39 AM

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