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また旅に出る・・・私が中国旅を続ける理由

Kokkyou1
氷の河の向こうには・・北朝鮮(2006年1月)


「なぜ海外に出ないといけないんですか?」

たくさんの旅行本を出版している旅行ライターへの、
学生による質問に、大人たちは言葉を詰まらせた。

それを聞いた私の本音としては、
「なんでそんな質問が出てくるのだろう?」と、
いわゆる「鳩が豆鉄砲をくらった」ような感覚を覚えたのである。

かつての登山家・ジョージマロリーの名言と言われる言葉、

「なぜあなたはエベレストに挑戦するのですか?」

という質問に対するたった一言の回答。

「そこに山があるからだ」

は、今でも忘れられない。

この言葉に、迫り来る大山脈に恐れをなしつつも勇気を奮い
立ち向かう自分の姿を重ねて、山へ行こうと発起したものだ。

今の時代、

「なぜ海外に出ないといけないんですか?」

という質問に対して、

「そこに異国の人々や文化があるからだ」

と言っても、若者の心を駆り立てることはできないのだろうか。

逆に私は、

「なぜ、海外に目を向けたらいけないんですか?」
「なぜ、海外に出ないんですか?」

という質問をぶつけてみたくもなるが、それも若者に響くだろうか。

いや、年末年始に行った海南島で同行させてもらった
日本人少女の言葉が、すごく的を射ていた。

彼女は、海南島のお婆ちゃん「アポ」を
2006年頃から定期的に尋ねるようになったのだけど、

「海南島へ来るようになってから、私、強くなった」

と言った。

強くなった、という表現には色んな要素があるけれど、
私はこういうことではないかと思う。

・・・

法務省のデータを聞くと、20~29歳の海外出国率は右肩下がり
1998年には全体の26.2%を占めていたのが、
2008年には16.4%にまで下がっているそうで、
特に男性に限った統計では、2008年で11.2%まで激減している。
(法務省「白書・統計/出入国管理」出典)

これを教えてくれた旅行ライターさんは、
「今の若者達は"ルーティーン主義"に陥っている」と分析した。
要するに、今ここにある生活を脱することに恐れている、と。

たった1日、ネットができないだけでも、携帯電話でメールが
打てなくても、不安に駆られる若者達に、そんな日常を瓦解する
「海外旅行」という選択をすることは、恐ろしいことなのだろう。

つまり、日常生活から脱すること、今ある現状から外れること、
毎日、何度も同じスタイルを繰り返すことから、未知の世界や
新しいものに挑戦すること、自分の概念にないものに触れ合うこと
そこにある戸惑いや不安、恐怖・・・

こうしたことに立ち向かうことに、恐れをなしているのかもしれない。

海南島を訪れる彼女は、年に5回も6回も、
毎日の生活から逸脱し、海南島名物のビーチを堪能するでもなく
椰子の木の山林を廻り、急斜面をバイクの後部座席に乗って移動し
いつくるかわからない幌馬車を待ち、夜になると農家に泊まる。

日本にいれば、あったかいお風呂に布団があるのに・・だ。

それ以上に、異国で生きる人たちとの触れあい、
違う価値観やスタイルを発見することが何よりも変え難い
大切な経験であり、日本という国に生まれ育ったからこそ
行なうべきという信念なのかもしれない。

そんな信念を踏み台にして、彼女は「強くなった」のだろう。

・・・

「可愛い子には旅をさせろ」

とはよく言った諺である。

日本にいれば、これ以上豊かな暮らしは無い。
しかし、その型から抜けない人が得る「もの」の量はどうか、
人間としての「幅」は、どのくらい広がるだろうか。

旅をすることで色んな価値観を見、経験して、
自分の中に蓄積していくことで、人生に膨らみが出てくるのではないか。

私の場合、仕事で遠くへ行く上に、周囲に旅好きが多いせいか、
お誘いや付き合いを受ける動機でも、頻繁に旅に出る。

そこで経験したスッタモンダの内容や量は、日本にいたら
ありえない話ばかりであるが、おかげでこの4年間で訪れた、
中国の31省直轄市自治区行政区には、
いろいろと勉強させられ、自分を一回り以上大きくさせた。

そして、私は今日から「32」番目の旅に出る

そこは今まで旅した中国の中で、一番周到に準備をした。
それでも、行ってみないと、見えないものや聞こえないものが
多い場所でもあると思っている。それを見てきたい。

情報収集と、準備、そして安全への配慮。
これでもし、自分の身に何かが起きたら、それこそ
「運が悪かった」と自分に言える、そのくらい周到になった。

それでは、
無事北京に帰ってきたら、4月8日にブログを更新します。

自分への・・・一路平安!!

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