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"有機農業"の埼玉県小川町で稲刈り体験

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埼玉県小川町へ、「有機農業」で農作物を作っている
友達の稲刈りを手伝いに行ってきました。
小川町は、東京の池袋から東武線1本、JRも停まって
交通としては割合要所ですが、駅前からちょっと走ると
田園風景が広がる「農業の町」のようです。

そして、小川町の特徴としては、「有機農業」の割合の高さ。
有機農業で作られた「有機農産物」の格付数量の、
日本国内総生産量に占める割合は0.18%と思った以上に低いのですが、
ここ小川町は5%と断トツの高さを誇っています(農林水産省データより)

有機農業というと、「化学肥料や化学合成農薬を使用しない」
という農法だと思いがちですが、それだけでなく、
手作りの腐葉土など土本来の力を活かした土作りや、
同じ場所に複数の作物を育てて病害虫防除を行ったり、
良質な土壌を生かし続けるために輪作を行ったり、
天敵を退治してくれる植物や虫を畑に残したりと
あらゆる天の恵みを創意工夫で農業に活かしているのです

自然と共生した人の営み…って感じですね。

・・・

という訳で、有機農業というものを拝見しようと稲刈りに参加。
訪れたのは、1昨年から小川町で農業を始め、
今年「独立した」というこちらの田んぼ。

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田んぼの脇に彼岸花が咲いています。この色合いが良いですね。
そういえば、田んぼのそばに彼岸花が咲いていることって多いですが…

実は、彼岸花の根っこは、水田に穴を開けて水を
抜けさせてしまう「モグラさん」が苦手だそうで、
そのモグラ退治のために植えているそうです。

いきなり出ました!有機栽培の裏ワザ!

手伝いに来たのは私だけでなく、小川町の独立農家仲間さんや
これから農家を始めようとする、同年代の若者ぞろい。
1人で30アール以上もの土地で仕事をしているので、この季節は
ローテーションで、お互いの作業を手伝いあっているそうです。

私たちの年代で、農家に転職する人も増えているようで、
逞しさを感じました。私も見習わないと…

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稲の刈り方は、普通の農薬を使う田んぼと同じ。
鎌を使ってある程度束にして、それを屋根の形にして干すだけ。
…というと簡単そうですが、稲は重くて屋根の形になるように
縛るだけでも大変な作業です。

※もちろん、「バインダー」という「刈り込み・縛り」を自動で
行ってくれる機械も導入していました。コンバインより小さめの、
手押し車のような形をした機械です。

しかも、有機農法の田んぼの水面には…雑草がいっぱい。

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(左が有機田んぼで、右は近所の農薬を使っている田んぼ。
 ネットまで張って、綺麗に稲を保護しています)

そんな水草などの雑草も一緒に刈り取ってしまいます。
「ある程度、雑草が入っていても米はちゃんとできます」
稲以外の植物が生えていない奇麗さにこだわる必要はないんですね。

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バッタやコオロギ、よくわからない幼虫、
中にはヘビさんも出てきてびっくり仰天しながらなんとか刈り進めます。
が、今日中に全部終えるのは難しいほど、たくさん実っていました。

余談:コオロギは農作物には悪い奴だそうです。そして、
そんな虫たちを食べてくれるクモさんは味方のようです。
野菜畑にはクモの巣がたくさん見かけられました。
ということは、コオロギを呑み込んだらしくお腹が膨らんでいた
ヘビさんも、味方なのかな…

重い稲をかついで、屋根の形に縛って、棒を組んで干す…
農家の仕事は体力勝負です。10時、12時、3時にはしっかりと
「休憩」を取りながら仕事をすることで、無理をしないとか。

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お昼には、有機栽培で取れた野菜を使った手作りのカレー。
かまどで煮込んで、田んぼの中で食べる味はおいしかったです。

午後5時になると、徐々に空も暗くなってきて、秋を感じました。
出来あがった屋根稲わらをたくさん干しました。
2週間~1か月ほど干して水分を抜いて、待ちに待った出荷になります。

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楽しみですね~。

有機栽培は創意工夫と手作業が多いので、基本的に兼業農家の方や
大平原並みの規模をいっぺんに扱う農家の方には難しいそうですが、
本当に工夫次第で、多少の広さを持つ畑や田圃でも可能だそうです。

日本なら、有機栽培をもう少し広めることもできるかもしれませんね。

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Comments

はじめまして!
北京朝陽区酒仙橋に在住の主婦です!

北京新着ブログのタイトルに…(゚0゚) おやっ?

なんと私の出身地である田舎の景色ではありませんかぁ~!有機栽培にして天日干しとなる手間のかかった新米は、格別な味だと思いますよ。 
     (幼少時は、はんでい掛けの稲の陰で鬼ごっこ遊び                                …懐かしい~)

それから、小川町はきれいな水を利用した和紙も有名なのと、地元の晴雲酒造で販売している、小京都のナポレオンとも言われる金箔入りの米焼酎「おがわ小町」は上品な飲みごごちだと中国人から絶賛されましたので、お試しあ~れ!

Posted by: morita | October 16, 2011 at 11:37 AM

moritaさま

はじめまして!すみません、1年ほど前に帰国しているのですが、
まだエントリーの内容が圧倒的に北京ネタなので、
生活の知恵?に、過去記事もご愛読いただけますと幸いです。

小川町、いい所ですね~。農作業をして、気持ちよかったです。
駅前に地酒のお店がいくつか並んでいましたが、
「おがわ小町」を購入するに至れず…残念!

今度また小川町へ行く時は、地元の有機米で作った
小町を購入するようにします!

Posted by: emmy | October 16, 2011 at 01:10 PM

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