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奥多摩湖の紅葉と、ダムに沈んだ小河内村

11月13日、日曜日。晴天sun

紅葉mapleが見ごろ、という情報をネットで入手したワタクシ、
さっそく電車に乗って観に行ってきました。
東京の中でも郊外も郊外の東京都青梅市…の先の奥多摩町

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中央快速でお茶ノ水駅から青梅駅まで直行、
青梅駅で乗り換えて終点にあるのが、奥多摩駅。

皆さん、同じような情報をつかんでいらっしゃったのでしょうか。
電車の中も、駅前も、多くの人で賑わっていました。

駅前から、「奥多摩湖行き」のバスに乗って、見ごろと言われる
奥多摩湖を目指します・・・が、バスが1時間に1本あるかどうか、
というほどの少なさ。バスの出発時間まで30分ほどあったので、
まずは、歩いて3分ほどで行ける「氷川橋」へ。

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川沿いに遊歩道が伸びていました。ゆっくり散策しても10分ほどで
駅のバス乗り場まで戻ってくることができました。

バスに乗って、奥多摩湖の入口…をまずは過ぎてみます。
奥の方に、紅葉の綺麗な場所があるというので、
まずはそちらを見てから奥多摩湖の入口に戻ろうと目論見。
広い奥多摩湖、奥の方まで10分走り、「峰谷橋」で下車。
このバス停から川を渡りトンネルを越えると・・・

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な、なんと「ドラム缶橋」!! いや、ドラム・プラスチックですが…
この、ドラム缶で出来た「浮橋」を渡った向こうにある
「ふるさと村」の紅葉が綺麗というのです、いやはや命がけ。
やっぱり紅葉は山で行う「狩り」なんですね~。

冗談はさておき、歩いてみるとちょっと揺れる程度で普通に渡れます。
この橋以外に横断する場所がないので、多くの人が渡っていますが、
全然壊れる気配はありません。

渡り終えると、山道に入っていきます。何故か人影はなくなりました。
・・・本当に、この先に「ふるさと村」はあるの?

そんな山道を歩くこと・・・40分!? 看板には
「ふるさと村 2000メートル」の文字・・・皆さん、引き返す訳です。

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でも、この景色を見ないで引き返すのは勿体ないですね~。

めげずに?歩くこと本当に40分。
ようやく、小川の向こうに「ふるさと村」が見えてきました。

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到着すると、車や家族連れが一杯…
皆さん、反対側から車で来ていたのですね。

そして、話のとおりここは紅葉で一杯でした~happy01
※写真は圧縮しているため、画質が落ちています。ご了承を。

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たっぷり紅葉を堪能して、またも同じ道を40分かけて引き返しました。

再び「峰谷橋」からバスに乗って「奥多摩湖」で下車。

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湖の端っこに「ダム」があるのですが、歩いて渡ることができます。
この小河内(おごうち)ダム、南端まで徒歩5分。超近!!(前と比較して)

小河内ダムは、昭和13年11月12日に起工式を挙行しました。
途中で戦争により工事は中断したものの、戦後に再開、
19年近い歳月と150億円の総工費をかけて昭和32年に竣工し、
東京都交通局の「多摩川第一発電所」によって発電が始まりました。

東電ではなく「東京都交通局」なので、電車を走らせるための電気を
特別に作っているのかな~と思ったところ、電気はすべて、
東電に「売電」しているとのことでした・・・あら、やっぱりね。

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ダムの先端には「慰霊碑」が建てられています。
工事中の事故で犠牲になった87名の尊い命を弔うためだそうです。

ちなみに、このダムの名称「小河内ダム」は、この水底に沈んだ村の
名前を取ったそう。ダムの建設には昔も今も、近隣住民や自然景観の
犠牲が伴うことは変わりありません。原発も、そうですが、
人々の暮らしを助ける「電気」に支払う代償は大きい、と。

こうして、945世帯の小河内村の人々の暮らしと伝統文化、
工員87人の犠牲を引き換えに、ダムが完成したのですね。

バス停前にあった「水と緑のふれあい館」を見学。
ここに、ダムに沈んだ村・小河内(おごうち)村の人々の生活や
農業・漁業、伝統文化やお祭り・踊りまで紹介されていました。

ダムを見たあとでここを見ると、悲しくなります・・・
このダムの底には、楽しく賑わっていた時間がそのまま
沈められてしまったんだ…ということが展示物から伝わってきます。

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この水底まで、紅葉が届けばいいな・・・

詳細は、東京都水道局のサイトにて。
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/water/pp/tenbou/

・・・

最後にしんみりしたところで、1時間に1本あるかどうか、のバスに飛び乗り、
休日限定、究極の快速、「ホリデー快速おくたま号」に間に合いました。

この快速、奥多摩駅から新宿駅まで一直線!早いっ!
やはり、紅葉を楽しむ人が多いことの表れ?それとも通年のダイヤ?
サービスが整っているのはさすがニッポン!いいことです。

【おまけ】
この記事を書いてから3年後の2014年11月9日、
まさにいま、同じ憂き目に遭おうとしている
群馬県の川原湯温泉の村へ行ってきました。
10年後には、八ッ場ダムに沈む予定で工事が進んでいます…

吾妻峡は沈むのか?!~八ッ場ダムで“最後の”紅葉を堪能
http://koma.cocolog-nifty.com/emmy/2014/11/post-44c8.html

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