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『ワーク・シフト』著者、リンダ・グラットン教授にお会いして…(いち30代の記録)

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

日本でビジネスマンを中心に話題となった『ワーク・シフト』 の著者で
ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン女史にお会いしました。

最初は、六本木のアカデミーヒルズでの講演会、
そして2回目は仕事で、インタビューをさせていただきました。

著書も「2025年の働き方はどうなる?」という視点で、
目から鱗がボロボロ~っと落ちまくるのですが、
改めてご本人の口から、著書に登場しない「日本」のことを伺うと、
著書の内容がより自分の中で咀嚼されていく感じでした。。

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驚くほどの技術革新とグローバル化、そして高齢化。
そんな未来の社会に変革が起こることを理解した上で、
「これからすべきこと」について貴重なご意見をいただきました。
※日本に置き換えた感想が「→」部分。

1.ゼネラリストよりもスペシャリストを目指す、手に職を付けるなど
→日本の企業は、会社が社員を「その会社の家族として"育てる"」
まさにゼネラリストを養成するようなものですね…

2.そんなスペシャリストが各々のスペシャルを結集させ
 世界中で「競争ではなく協力する」仕事をする。

→日本はゼネラリストが協力しあっている気がするけど、
世界と一緒に仕事をする上では、これじゃ駄目なんだろうな。

3.仕事の目的をお金や物でなく「やりがい」にする。
→最近、NPOの社会事業など「やりがい」を見出した仕事もあるけど、
実際はまだまだ給料や消費に翻弄されている気もしますね。
いや、私は社会人になった時から「やりがい」を求めてきて、
むしろお金ないから、お金増やすにはどうしたらいいかと考えていたけど…

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そして、グラットン教授。
「日本は、何を目指しているのか見えないし情報も少ないから分からない
(中国、インド、シンガポールなどはなんとなく分かるのに)」と言いつつ、
来日して、会った人達を通じて感じた日本の感想を語ってくれました。

それは、
1.暗い。40代のバリバリ・ビジネスマンが、
  「将来、どうしたらいいかわからない」と言っている。
2.英語が話せる若者が、他の国より少ない
  今のインターネット環境も、グローバル社会もそうだけど、
  共通言語である英語ができないと、世界の状況を把握できません。
3.日本の大人の女性がなぜか「可愛い」と言われたがる。
  (そういえば”美魔女”や”大人可愛い”とか、定着している)。
  イギリスで「Cute」は褒め言葉ではない。
4.長時間働きすぎる。
  メリハリつけて「よく働き、よく休む」をしないと、
  今後70代、80代まで働かなきゃいけない時に働けなくなる。

どれも耳の痛い話ばかりです。
3と4なんて併せれば、長時間働いて老化を早めている癖に
「若く見られたい」なんて、日本人、かなり謎に見たのでは…。

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でも、最後に全世代に向けて頂いたアドバイスに、
私は一番どきっとさせられ、考えさせられました。

まず、40代以上の人には、
「勉強を続けて下さい。そして、仕事に常にワクワクしてください」
20代で勉強が終わると思ったら間違いです、80代まで働くことになると
自覚した上で、時代に合わせて常に磨いてください
、ということです。

そして、30代以下の若者には、
「会社や政府の指示決定に従うのではなく、自分で決める人になりなさい」
もう子どもではなく、こうしたものと対等な関係たりうるようになれ

ということでした。

30代の自分として、まだまだ子供だなと思うことが多いです。
特に最近の仕事は、上司に翻弄されまくり、反省ばかりが残っていたので、
グラットン教授の言葉が重く感じられました。

あと、もう少し英語を話せるようになりたいです。
最近頭の中が「中国語を忘れてはいけない」ムードだったので、

外国語を話そうとすると先に脳味噌に中国語が出て来て、
「英語話そうとする→中国語が出てくる→引っ込める→英語を出そうとする」
と、他の人よりも時間のロスが発生していることを実感。

英語なら英語、中国語なら中国語、
が、びしっと出てくるようになりたいです。

「30代も勉強を続けなければ」
と、意を改めもさせられるグラットン教授の来日でした。

プレジデント社様、お世話になりました。

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

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