『社長は少しバカがいい』で学ぶ"日本風沈黙"のエール
今日の「発想源」メルマガで知って、
思わず本屋で購入してしまった1冊。
社長という職業への20のメッセージは、部下にも、
フリーで仕事をする人にも役に立つものばかりです。
そして、最後に書かれていた章に魅かれました。
このテレビCMに、こういう裏の顔があったとは…と。
東日本大震災から1ヶ月という2年前の4月。まだ、
テレビCMはAC(公共広告機構)ばかり流している中、
エステーのCM「消臭力」は、早々と復活しました。
でも、そのCMはこれまでの笑いを誘ったCMではなく、
ポルトガルの少年・ミゲル君がリスボンの街をバックに
「しょ~しゅう~りき~♪」と唄うだけ。極めてシンプル。
ところがこのリスボンも250年前の1755年、
大地震に伴う津波に襲われ大惨事を被った町で、
市民の1/3を失った悲劇を歴史に残しています。
それでも、リスボンはちゃんと復興を遂げたのです。
ミゲル君が歌う「消臭力」のCMには、
リスボンから地震で亡くなった方々へ送る鎮魂と、
日本人みんなへのエールが込められていたのです。
あの時は意識していなかったし、このCMが震災直後から
始まったものということも忘れていたけど、そんな裏話を聞くと
やっぱり日本の「沈黙」のエールは素晴らしいものがある、
そう、感じざるを得ないエピソードでした。
エステー社長による1冊
社長は少しバカがいい。~乱世を生き抜くリーダーの鉄則
参考になったメルマガは、弘中勝さんの「ビジネス発想源」
http://www.mag2.com/m/0000134134.html
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