旅人のチャンスは一度だけin日本でも中国でも

88箇所巡礼も、大型のスタンプラリーみたいなもんだな・・・
(2005年元旦。55番『南光坊』にて)
という書き出しから始まるは、今日のエントリー。
―ある日、
北海道に住んでいる人(仮にYさんとします)が、
「四国88箇所」へお遍路に出ようと思い立ちました。
昔から、88箇所を廻ると煩悩が取り除かれ、
極楽浄土への道が開かれると聞いていたからです。
でも、四国は遠いし広いし、88箇所は多い。
そこでYさんは、3回に分けて四国へ旅に出ます。
1回目は1番から30番、2回目は31番から60番、
そしていよいよ迎えた3回目で、いざ88番寺へ・・・!!
と、ところが! よりによってこの日、念願の88番大窪寺が
住職の誕生日で休み!(普通はありえないけど・・・)
確かに、前にそう聞いていたのだけど、61番寺から1ヶ月間
せっせと歩いているうちに失念してしまったのです。
でも、北海道へ帰る飛行機のチケットは3時間後。
今日中に帰らないと、夜は札幌で仕事が待っている。
今ここで納経帳に記帳してもらわないと、だめ。
しかもこれを逃したら、今度また、
この88番のためだけに四国へ来られる保証はない。
88箇所を制覇して極楽浄土か、地獄かの境目。
さあ、Yさんはどうする!?
・・・
これは、いわゆるとてつもなく
大スケールの「スタンプラリー」に例えた話ですが、
日本の、とある市役所で働いている友人から、
ちょっと気になる話を聞きました。
友人の働いている市では、その市内にある博物館などの
施設8箇所を巡る「スタンプラリー」企画があるのだという。
ラリー帳を持って8箇所の施設を廻り、
全箇所のスタンプが揃ったら、ご当地の特産品がもらえる。
そして、ある日この市を訪れた東京からの数名の旅行者が
このラリー企画を知って、スタンプ集めを開始。
東京とこの街はそんなに遠くないけど、8箇所は多い。
旅行者達は、3回に分けて往来することに。
他の観光名所なども廻りながら、なんとか7箇所は達成。
さてあとひとつ!という段階までやってきた3回目の最終日、
最後に訪れた施設が、よりによって「休館日」だった!!
諦め切れない旅行者達は、市役所の担当の人に連絡をとった。
「旅行でここを訪れているので、もう帰らなければならない。
施設の前まで来たのでスタンプが欲しい」と主張したのである。
ところが、担当者の対応は、
「休館日である以上対応できません」。
後はどんな話し合いがなされたのかはわからないけど、
結局決裂し、どうしても要求を呑んでくれなかった担当者にしびれを
切らした旅行者は、口々に罵りながらこの街を去って行ったという―
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そして、
この一連の事件をそばで見ていた同じ職場の友人。
ひとしきりに、こんな感想を漏らしていた。
「理不尽な要求をしてくる強引な旅行者達に、
担当者は当たり前の対応をしただけなのだが、
もう、本当にただただお疲れ様でしたと言葉をかけた」
え!? ![]()
い、いや、違わない!? それ!?
そもそも、根本的な問題を聞きたいのですが、
企画側が 「このラリーを始めた目的」は何ですか?
この街に来る人への「おもてなし」であって、
「この街で、楽しんでいい思い出を残してもらおう」
ということではないんですか?
ラリーに参加してもらうべき、対象は誰?
市内に住む人もそうだけど、めったに来れない旅行者も対象でしょ!?
日本にたまに帰ると、実は一番がっかりするのがお役所態度。
中国のお店で客を客と思わない対応に出会って憤慨しても、
たまに帰る日本のお店で癒してもらえるから、まだいい・・・
と、思っても役所に関わると、一気に崩されるのです・・・
中国の方が、最近まだまだながらもすごい頑張っていて、
サービスがいい感じに向上しているところだってある。
日本が中国に抜かれる日も近いよーーーって、時々思う。
して、今回なんかも特にそう。
友人には悪いけど、ああこう考えてるんだー、
と、ちょっと心の中を垣間見た気分。
「あの旅行者は困りましたねー」で終わる役所だったら、
旅行者はその町に対して嫌な思い出を残すだけなので、
だったらいっそのこと、ラリー企画なんてやめたほうがいい。
この景品出しに、ご当地の特産を作る民間企業が
絡んでいたら、尚更、民間企業にとって逆効果だと思う。
もし、今回のことを真摯に捉えてくれれば、
今回は終わったこととしても、これから来るお客さんのために
こんなことを改善・相談できる役所であってほしいです。
1.短期限定のラリーイベントの場合
その期間だけ、休館日を設けないでお客さんに来てもらう。
2.ずっと続いているイベントの場合
休館日には、入口の守衛さんか入口にスタンプを残す。
これができれば、もっとこの街を好きになる人も、
口コミで評判を広めてくれる人も増えてくるのではないかな?
「あ、あの街最近面白いこと始めたんだよーー」ってね。
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いやあ、
私は無類の旅好きだから全国47都道府県回ったけど、
そりゃ~、旅はいつも「リベンジ」だらけですよ。
はなわさんが紅白で「佐賀県」を歌った翌日の元旦に、
電車で「佐賀駅」に降り立ったら店が全部閉まってたとか・・・
4月の誕生日に生地の「盛岡」へ桜を見に行ったら蕾だったとか・・・
リベンジを虱潰しに行くテレビ番組の企画作ったら、
30分番組で4週くらい行けます(笑)。 まあ、そんな、
「リベンジ」を増やすこと自体楽しんでいるようですが・・・(汗)
でも、もう2度と行けない場所でこうなると・・・寂しいです。
というわけで、 今回は旅行者の、この街のお客さんに同情!
少しでもお客さんに「リベンジ」な思いをさせるよりは、
「1発OK!」で満足していただけるサービスを心がけてください。
そういう方が、真の「リピーター」にだってなってくれるんだから。
いや、役所の皆さんは、本当にいろんなものを被られて、
確かに「ただただ」お疲れ様、と思うことも多々あるのですが。。。
特に私みたいな、海外に出ている人間なぞは、
一番面倒な市民だと思われます(ごめんなさい)。



















































