「中国共産党・新体制はどんな感じ?」-福島香織さんに聞く!!

12月1日に発売された、
中国「反日デモ」の深層
の著者・フリージャーナリストの福島香織さんに話を伺ってきました。

題して、「第18回 中国共産党大会後の中国」

各テレビや新聞などのマスメディアでは、
「次は習近平氏が総書記で国家主席になります!」、
「で、この人はどういう人?」
「で、日中関係どうなる?尖閣諸島は?」という話が多かったのですが…

今回のお話は、
政治局常務委員に入った7名の方、いわゆる「チャイナ・セブン」
の内訳を分析し、
今後5年間の中国がどんな政治を行うか?
という解説で、非常に具体性に富み役立つお話でした。

ちなみに、中国の情報・深層については、あまり公式発表がなく、
その公式発表すら政府で操作されている可能性が高いことから、
情報源として参考とするのは、それなりに信頼のできる、
裏事情に詳しい中国の人たちによる話だそうで、ただしそれは、
結構精度が高い、とのこと。中国にいた身として納得のいく話でした。

それを踏まえて以下に、詳細を記録。

まず、共産党の常務委員(チャイナ・セブン)を分析すると、
(内訳の役名・年齢は2012年12月8日時点)

1.習近平(総書記、国家主席、太子党、上海閥 59歳)
→父親は、中華人民共和国の建国に貢献した習仲勲氏。
→学生時代は、文化大革命にあって下放(農村労働)したため、
 彼の学生時代のエピソードはあまり聞かれていない。
 海外経験もなく、ドメスティック路線の政治家という印象。
→ 浙江省・福建省など、経済発展に関わりの深い地域で書記を務め、
 台湾関係などは力を発揮すると思われる。
→外交・日中関係には弱そうな一面もあるが、
 妻で歌手の彭麗媛が訪日団で日本を訪問した経験あり、知日派。
 天皇陛下を訪問したのは、そんな妻から「天皇に会うべき」と
 つなげてくれたことが背景にあるという。

基本的に、「凡庸な人」。人柄や政治手腕は保守的で地味という見方です。

2.李克強(首相予定、団派・胡錦涛派 57歳)
→ドメスティックな習さんと対照的に、
 海外留学経験も、訪日経験もあるエリート。英語ができる。
→学生時代のエピソードもかなり多く聞かれる。

一見、派手な印象で、習さんと良いバランスをとってくれれば、と思いました。

3.張徳江(全人代常務委員長予定、上海閥 66歳)
→北朝鮮とのパイプがある。
→重慶市書記を失脚した薄熙来氏の後がまとなり、
 そのご褒美として、今回チャイナ・セブンに選ばれたのではないか?

4.俞正声(全国政治協商委員会主席、太子党・上海閥 67歳)
→本来は「指導部は嫌だ」と言っていたらしい。その言葉の裏には、
  兄が亡命していること、毛沢東氏の妻・江青の元夫の子供であるという
  複雑な家系によるものという見方がある。

5.劉雲山(中央書記処常務書記、中央党好調、団派だが保守 65歳)
→影響力の大きな胡派

6.王岐山(中央紀律委員会書記、太子党・中間派 64歳)
→元北京市長(私が住んでいた頃は市長でした)
→金融畑で、リーマンショック後の政策で力を発揮した。
→今回、李克強に気を遣い?経済に関わらない「紀律」の役になる。

7.張高麗(常務副首相予定、上海閥 66歳)
→李克強の補佐となる人物

王岐山氏以外の4名は、保守派と言われています。

そして、注目されながらも
今回残念ながら、常務委員に入れなかった2名は逆の「改革派」。

・李源潮(国家副主席予定、団派・胡錦涛派)
・汪洋(副首相予定、団派・胡錦涛派)

この2名が入れなかった背景に、
李源潮氏は、天安門事件に関与していた改革派ということで、
江沢民政権時代に首相を務めた李鵬氏の横やりが入ったこと、
汪洋氏に至っても、同様に改革派だったことへの
李鵬氏の排除があったのではないか、との見方でした。

総合して、福島さんの見解としては、
「今後5年間は、あまり大きな改革はなく、
無難な政治運営をするのでは」
という結論を出されていました。

しかし、選ばれたチャイナ・セブンの7名中、現在50代は上位2名。
中国共産党の引退は70歳と言われる中、下の5名は既に60を過ぎているため、
おそらく2017年の交替では引退となる身分と言われている。

この年を境にひょっとすると中国にも何かしらの影響があるという
見方も否定できず、2017年以降の中国こそ大きな体制改革が
起こるのではないか、とのことでした。
その年は、香港で行政長官の選挙もあり、何かしら影響を受ける
可能性も否めない…かもしれません。

こうした話を、
『中国「反日デモ」の深層』
で、もっと詳細に書かれているそうです。

大きく4章に分かれていますが、
うち「最初の3章は、中国の抱える問題」を記述し、
4章で、その結果発生したという反日デモに触れているそうです。

この講演を聞いてから手にしたので、早速読んでみたいと思います。

ちなみに、質疑応答の時に、
「もし、今回の選挙で自民党が返り咲き、安部首相が復活したら、
自衛隊を防衛軍にするという憲法改正は叶うのか?
その場合、日中関係はどうなるのか?」という質問が出ました。

福島さんからは、
「憲法改正は現実として3分の2の賛成が必要なので可能性は低いと思う。」
「自民党の方が、中国は実は付き合いやすい。」との回答。

「05年に反日デモが激化した時(小泉政権)も、水面下では経済促進が
進んでいたし、06年に就任した時の安部さんは真っ先に中国へ来た。
07年の福田さんの時は、東アジア共同開発が取り交わされた。」と
かつての自民党政権時代の日中関係の事例を挙げ、好転を示唆しました。

確かに、今年の反日デモ激化の背景は
野田総理の尖閣諸島国有化でも、
石原慎太郎都知事(当時)の購入問題でもなく、
今年2月に行われた日中友好7団体の交流会で、
多くの団長が自民党出身者だったために
何もできなかったことが
、元々の火種だったという話も、
11月に行われた神奈川大学でのシンポジウムで、
http://www.kanagawa-u.ac.jp/community/lecture/poster20121124.pdf

矢吹晋先生が解説されていました。

中国の今後の5年間の見方は分かりだしてきましたが、
日中関係は、12月16日の衆院選以降の行方を見守るしかないでしょうか。

最後に…
中国に関する「ヒラリー予言?」も、気になるところです。
これについては、文字が多すぎてしまうので、また改めて。

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2012東京「中国文化祭」―日中国交復交40周年に開幕!

9月9日午後。天気、暑いけど秋晴れ気味。
前回のエントリーでお知らせした
2012東京「中国文化祭」に、行ってきました。

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品川のプリンスパークタワーの中庭にあたる公園へ行くと、
日曜の午後とあって、既に多くの人で賑わっていました。

来る前に聞きかじっていた情報だけでは、
「見るだけのステージばかりで、日本人は乗ってくれるかな?」
という懸念も若干ありましたが、実際に足を運んでみると、
最終日だったこともあり、プログラムは盛りだくさんでした。

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中国に住んでいる時も見ることができなかった
「千手観音」に「上海雑技団」、
そして北京で見た以上にボリューム満点の「変面ショー」。

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面が変わるたびに湧きあがる大歓声。
変面は、瞬時にして顔のお面を変える伝統芸能で、
今回、2人合わせて38のお面を用意したとか…

それを日本風にアレンジし、ドラえもんやアンパンマンのお面が
出てきた時には、日本のお客さんから大喝采でした。

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…圧倒されてしまいました。
中国をよく知らない日本の人たちも、これを見たら
かなり引き込まれるのではないかと思う程でした。

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そして屋台では、在日中国料理店の皆さんが出店。
麻辣香鍋(四川の火鍋)や点心、羊肉串に酸梅湯と久しぶりの味に、
「本場の中国料理を、日本でもこんなに食べられるんだ!」
池袋北口界隈以外の場所への散策意欲も増しました。

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おなじみ、野菜を使った彫刻も登場!

・・・

そして、会場にあつまっていた人たち。
今回、尖閣諸島の問題などであまり大きく宣伝することが
難しかったのでは…と思いますが、かなり集まったと思います。
※正しい数字は、後ほど伺えたら追記しますが、
ざっと9日午後にいた人数は300~500人くらいかな?

見た目では、日中どちらが多かったかはわかりませんが、
お祭りを運営していた友人によると、
案内所でパンフレットをもらっていった人の半数以上が
日本人(日本語で尋ねられた)でした
」とのこと。

ともあれ、日中国交復交40周年記念ということもあり、
「多くの日本人が参加して中国を理解してもらいたい」
という目的は大前提かもしれませんが…

会場でご一緒した方がおっしゃっていた、
「こういう祭りを通じて、在日中国人同士の絆を強めることも
意義があるのではないか」

という意見にも、同感でした。

この時節柄、日本に住んでいる中国人としては
自らの身を安全に守る必要も少なくとも生じてきます。
それは、北京に住んでいた時に有事があった場合、
日本人の間にも緊張が走るのと同じことです。

お祭りを通じて、日本の人と良好な関係を結びつつ、
中国の人の間でも助け合えるネットワーク作りをする、
これは、どんどん活用してもらってもいいと思います。

また、ちょうど1週間前に北京では在北京日本人による
「スーパー夏祭り」が開催されました。
お互いが、こうした活動を重ねることによって、
どんどん日中の人たちが互いのことを知るようになり、
双方に出来た誤解や隔たりを埋めて行く。

そうなることで、今の世代では難しいかもしれないけど、
次の世代、次の次の世代と、時間をかけて良好な関係を
育めれば・・・という声も聞かれました。

今、こういう声を上げることは複雑かもしれませんが、
こうした思いを継続していくことも、大切ですね。

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会場には、駐日中国大使館の程永華大使も登場。
千手観音の皆さんと記念撮影を撮ると、周辺にすごい人だかり。

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お祭りのスタッフ・可さん、
2011年のNHK「テレビ中国語」に出演された魯さん、
日中両国の経済情報に詳しい勝尾さんと。

久しぶりに中国文化に戻った気分で、
中国語で会話もできて、中国語を話す機会は
今後のためにも維持しなければ・・・と思うのでした。

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2012東京「中国文化祭」―日中国交復交40周年に日中双方でお祭り開催

今年は、1972年に日中が国交を復交して40年の節目。

先日、日本に住む、中国人の友人からいただきました。

日中友好のお祭り『中国文化祭』
先週は、在北京の日本人側が北京で主催し、
盆踊りなどで一緒に輪になって盛り上がったそうですが、
今度は東京で、在日本中国人の主催でお祭りを開催します。

ちなみに、9月1日・2日に北京で開かれた
国交40周年イベント 「スーパー夏祭り」については、
こちらの、北京在住・しゃおりんさんのブログが詳しいです。
http://pekin-media.jugem.jp/?eid=1523

この時節柄ですが、お互いにお祝いしあう関係って、いいですね。
プログラムだけ見ると、体験型プログラムも一杯ありそうで、
中国を知らない人でも楽しめそうな感じです。

■2012東京「中国文化祭」

◆期間 2012年9月7日(金)~9日(日)の3日間
7日 11:00-18:00
8日 10:00-18:00
9日 10:00-18:00

◆会場 ザ・プリンス パークタワー東京(屋内ホール)
     プリンス芝公園(屋外) 

住所 〒105-8563 東京都港区芝公園4-8-1
地図 http://www.princehotels.co.jp/parktower/access/pdf/access_japanese.pdf

◆主催 2012東京「中国文化祭」実行委員会

◆構成団体
 日本華僑華人連合総会・在日中国企業協会・日本新華僑華人会
 東京華僑総会・横浜華僑総会・日本中華總商会

Zhongriyouhao

http://www.peoplechina.com.cn/zhongrijiaoliu/2012-08/17/content_476672.htm

※もうちょっと見やすいサイトがあればいいのですが、こちらにて。

行ってみないと詳細はわからない!
私も時間を見つけて行きます。

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「上野動物園のパンダ」を見てきました(2011年6月21日)

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ここへ来るのは久しぶり。
上野駅公園口から歩いて5分くらいの所にある、その名も「上野動物園」。

入口を通ってすぐ右側に現れるのが・・・そう、

パンダsoccer です♪

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4月1日の公開からゴールデンウィークにかけては
かなりな混雑で、1時間待ち・・・という話もありましたが、
だいぶ落ち着いてきた平日だったので、お客さんたちは
あまり待たずに、スムーズにパンダたちの前に来ることができました。

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左は、メスの真真(シンシン)ちょっとバテ気味。
上を向いているのか下を向いているのか分からない格好で寝ていました。

右は、オスの力力(リーリー)来日当初はリーリーの方が
情緒不安定で元気がなかったようですが、今じゃすっかり逆転したそうです。

そういえば、シンシンは日本語読みなのに、
リーリーは中国語読みですね・・・・(あまり考えなくて良いことですが)

パンダたちの一挙一動に、お客さんたちから歓声があがります。
あの模様、あの仕草、ヒトを癒すためにできてるとしか思えません。

お客さんたちも、携帯やデジカメをかざして一生懸命写真撮影。
係員さんたちの「フラッシュはパンダのストレスになりますので~!」
という注意にも関わらずフラッシュがあちこちで光っていました。
しかも「うるさいな」という声まで聞こえてきて・・・おいおい日本人despairでした。
パンダのためにも、マナーは守って癒されましょう。

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ちなみに、入口でいきなりパンダさんに会えるからといって、
そのまま帰ってはいけません。動物園にはいろんな動物たちが
お客さんを待ってます。パンダの横の売店横には象さんもいます

象さんは、戦前から上野動物園にいたアイドルです。
見ていってあげましょう♪

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ついでに・・・

上野駅の周りは、パンダグッズやパンダ料理でいっぱいです。
自然と盛り上がりを見せているようですね。

写真は、上野駅から動物園へ行く途中にある「Green Salon Cafe」
「パンダカレー(800円)」と「パンダラテ(400円)」・・・

カレーは、子供向けの甘さ。万人受けする料理を作るのは難しいですね。
ラテも甘かったです。パンダの部分も、バリスタさんが模様をつけて
くれるのかと思ったら、パンダの顔に切り抜いた型にココアパウダーを
振りかけるだけで、ちょっと残念。 記念に、ってことで、いいね。

aries taurus horse pig penguin leo capricornus dog

上野動物園 http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
営業時間:9時半~17時(最終入場16時)
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は営業)

一口コメント:
動いているパンダを堪能したい場合は、午前中に行きましょう
午後になると、寝てしまうことが多いです。
成都のパンダ園は8時からオープンしていたので、
8時ちょうどに入って2~3時間は眺めていました。

被災地へ7-成都パンダに癒してもらいました
http://koma.cocolog-nifty.com/emmy/2008/06/7_c7bc.html

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【中国北京】東日本大震災被災者支援チャリティーライブ!!

Mao20110322

東日本大震災被災者支援チャリティーライブ開催!!in北京

北京仲間ミュージシャンのBisqさん(http://www.bisq.net/から
お知らせをいただきましたので、皆さんにお伝えします。
北京に住んでいる方、明後日夜、是非足を運んでください。

・・・・

3/11、日本では大地震で大変な被害がありました。
被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。
一日も早く安心した生活が戻りますようお祈り申し上げます。

さて、3/22(火)に北京のライブハウスMAOにて、
中国人および北京在住の日本人アーティストによる
「東日本大震災チャリティーライブ」が行われます。
収入は全て東日本大震災の義援金として、
在中国日本国大使館を通じて日本赤十字社へ寄付されます。

みなさまのお知り合いの方にも広めてください。
ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

・・・・

「愛ニーメン Love you----東日本大震災被災者支援チャリティーライブ」

日時:3月22日(火)19時30分

場所:MAOライブハウス北京
http://www.maolive.com/ (添付参照)

入場料:80元(寄付金になります)

出演バンド、アーティスト:
THIN MAN、カフェイン、布衣のボーカル吴宁越、 重田、
ファンキー末吉、Unionbunny、 Joker

・・・・

MAOは、北京の観光ストリート・南鑼鼓巷を北に抜けて右折、
ちょっと歩いた道路の北側にあるライブハウスっぽい形をした
赤い色のライブハウスです。(説明が悪いな・・・)

明後日なので緊急告知ですが、是非足を運んでください。


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前原外相が辞任―個人的な思いを3行以内で

前原外相が辞任―在日外国人からの政治献金受領問題で引責

外国人から献金を受けることは、「政治資金規正法」に違反する。
日本の政治が外国から干渉・影響されるのを防ぐためである。
(3月6日 読売新聞社説を引用)

それはそれで、事実なのだろう。

しかし経緯は不透明だ。

確かに、「献金を受けた」という事実が
何より今回の判定をくだした唯一の決定打であることは否めないが…

今回の騒ぎ、一般有権者には、まだ詳細が見えていない。
どういう経緯で受け取っていたのかを、もっと明白にしてから、
辞任か続投か考えてもらいたかった。

これでは「辞任」させる目的で、何かの権力が、
辞任させるつもりで露出させたかのようにさえ見える。

自分の国を比較対照とする「在日外国人」はこの一抹について、

「また、日本は国内で足の引っ張り合いをしている、
なんだかおかしいね」

と、呆れているような気がしてならない。

尖閣諸島問題の時も、早々と、ドカンと対日戦略を打って
国内的には早々と問題を収束させた中国に対し、
日本は時間が経つごとに、やれ政府の対応が悪いだの
ビデオ流出だのと、国内批判に走っていった。

この問題について話し合った在日中国人の友人は呆れていた。

日本ももう少し、内部で足の引っ張り合いをするよりも、
一丸となって対外国に向けて力を出せるような政府になってほしい。

・・・と、10年はトップが変わらない中国に住んだ経験のある、
元・在外日本人として個人的に思う。

外相の問題だけに、残念でならない。

※3行じゃなかったですね。

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私が白馬へ来た理由…在中国日本人の視点

Hi3g0238

ただいま、アジサイが満開です。

・・・

白馬のバイトは、リゾートホテルの売店の店員さん。
朝7時から夜10時まで、夏場で賑わうお客さんたちへ
「思い出」を売りまくっています。

貴重なお休みをここに割いてくださっている皆さんなので、
十二分に楽しもうという気持ちが込められているのか、
皆さん笑顔。従業員もみんな笑顔で接待。
こうなると、裏方でも従業員の皆さんは笑顔です。

接客業として、お店自体の雰囲気の良さ、そして、
「ああ、ここは日本なんだなぁ・・」
ということをしみじみかみしめています。

逆に、中国では1枚0.2元で有料だったビニール袋は、

「お土産用に小分けいたしますか」
と、聞くや否や、購入された商品の数だけ、
サカサカサカーッと、ビニール袋をまとめて提供します。

そこでは、物資に豊かな日本を、ここでも実感します。

・・・

本題に入りますが、

今回、1か月の住み込みバイトで、ここ白馬に来た私。

当初の動機は、
「生活費のかからない所で、一定金額を稼ぎたい」

という単純な思いだったのですが、そのバイト先に
リゾートホテルを選んだ理由が、仕事を始めてから徐々に、
自分を最初から引きつけていたのだということを、
じっかんするようになりました。

このホテルは、海外からの団体のお客さんが1日に1組は
訪れています。主な国は、韓国か台湾です。

インバウンド活動が、盛んに行われているようです。

そうなると、台湾のお客さんが売店に見えた時、
私の中国語力(HSK5級のお子様中国語)が、生きてくれます。

困っている中国語を話すお客さんを見ると、
ささっと近寄って「我幇ニーマ(お手伝いしますか?)」

質問を聞きとって、店長などに確認したり、
自分で回答できることはお答えしています。

ホテルアルバイトの別部門には、
日本へ留学にきている中国人の子もいます。
きっと、その職場で彼は引っ張りだこでしょう。

今、台湾は不景気の波を浴び、中国大陸のお客さんが
増え始めていますが、総じて中国語は使われる地域。
これからのリゾート地では、当面中国語のできる人が
求められていくことは間違いないでしょう。

だけど、それは韓国語も同じことで、
私は韓国語になると、せいぜいハングル文字を
ローマ字風に読解できる程度です・・・

Img_21821

Img_2190

(展望風呂から、夏のスキー場が見えて気持ちいい!
冬場は、スキー客に丸見えなのだろうか・・・)


休憩時間に温泉に入っていた時、
日本語のわからないような雰囲気の方が隣にいらして、
一生懸命「顔のピーリングジェル」をタオルにつけていました。

そこで、(ああ、違う違う)と、思いながら、

「二ー是中国人マ(中国人ですか?)」と、
中国語で話しかけたところ、その方はぱっと笑顔になり、

ジェスチャーで、

体を洗うしぐさを始めました。

ああ、ボディシャンプーがどれかわからないのか、

と気付き、「ボディシャンプーはこれですよ」と
ジェスチャーで返しましたが、韓国の方だったようですね。

でも、

「ニー是韓国人マ?」と中国語で聞いてもわからないはずなので
「あなたは韓国人ですか?」という韓国語だけでも
覚えようと奮闘中です。

「당신은 한국인입니까?」 
→たんしぬん、はんぐくんいむにか? と発音するのかな?

そして、

ここの温泉、シャンプーやボディーソープには
外国語表記がついているのですが、それらが隠れていたこと、
ピーリングジェルには外国語表記がなかったことが、
その時にわかりました。

こういうのを見聞きすることで、どのようにしたら少しずつ
外国のお客さんにも満足していただけるかを掴むことも、
中国語を話す日本人として勉強になると思いました。

海外のお客さんの求めるものを汲み取って、
対応できるところは対応してあげられると、いいですね。

そうそう、

売店で、台湾のお客さんが
「Can you speak Chinese?」と英語で尋ねてきますが、
中国語ができる人を探すのであれば、
「ニー会説漢語マ?」と尋ねてもいいですよ。

私も海外に行けば、まずは英語を使いそうだけど、ね。

そんな数日間を過ごして、
なんとなく、私が無意識のうちに観光に関する
仕事を選んだ理由が、結果論的にわかってくるのでした。

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海南島の「慰安婦」を伝える「ハイナンNET」が出張授業

現在、日本に帰ってます。

・・・

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年末年始に訪問した海南島。

ここに住む、戦時性暴力被害訴訟を行っていた
「アポ」を訪問する「ハイナンNET」のメンバーたちが
大学で授業を行うとのことで、見学させていただきました。

当時のエントリー
http://koma.cocolog-nifty.com/emmy/2010/01/--4f5a.html

彼女たちの「出張授業」。
講義を行った授業は「ジェンダー論」。
→「戦争とジェンダー」は、慰安婦問題を指すことが多い。

90分の時間の中で、まずは映像で「アポ」について紹介、
続いて、海南島や、慰安婦問題、訴訟についてなど説明し、
残りの時間で、出席した学生たちを分けてディスカッション。

20代の女性たちが、90分の授業を行うのだからすごいです。

そしてさすがジェンダーに関して関心の高い学生さんたち。
聴講の姿勢もよく、彼ら彼女らの質問も興味深かったです。

その後、もう少し話をしたい・・・という学生さんと
出張授業を按配してくださった「ジェンダー論」の担当先生、
ハイナンNETのメンバーと近所のベトナム料理店へ。

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海南島の隣は「ベトナム」ですからね。

夕食にきた学生さんは、3名。
ジェンダーというと、女性の方が関心を持つ分野ですが、
「南米に関係する人に向けて活動をしたい」という
男子学生も参加して、積極的に質問していました。

学生さんたちは、3年生と4年生。
卒業後の進路について、現実的に考えている様でした。

今の学生さんたちは、私の時に比べて真面目な印象。
夢に向かって・・・的な行動をとっていた自分に比べて
「卒業後に何をしたいのか」を具体的に考えて、
それに向けて勉強なり資格取得なりと実行している、

見習いたいと思いました。

今回、授業を行った皆さんが作ったサイト
『ハイナンNET』 http://hainannet.org

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教室の窓から、巣鴨のスカイツリーが見えました。
都会の大学って、なんだかかっこいい!

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「日本に来てね!」北京で日本観光庁が中国記者発表会開催

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5月1日から開催される上海万博、昨年7月から始まった
「中国人観光個人ビザ」の今年7月からの大幅緩和など、
日中両国民の観光交流が盛んになるタイミングを前に、
日本観光庁が13日、中国メディアを対象とした発表会を、
北京市の長富宮飯店で開催しました。

上海万博の期間中に、7月15日~21日に
万博会場の日本館で開催される「ジャパンウィーク」の紹介、
今年から観光大使として、中国でも知名度のある
人気ユニットの「嵐(ARASHI)」を起用し、
若者たちの観光意欲も盛り上げる構想などを発表。

観光庁長官に就任されて初めて中国を訪れたという
溝畑宏観光庁長官も、熱いメッセージを送られました。

1時間の間、溌剌としたPRを展開され、
最後はピースサインで締めくくり、イベントは終了。

観光庁は、2019年までに年間2500万人の海外からの
観光客を日本に迎える計画を立てており、うち600万人を
中国人にするとの見解を発表

中国人の日本観光客数は個人ビザや映画効果で上昇
傾向にあり、08年と09年には、100万人を突破しました。

逆に、日本人の中国渡航者数は、北京五輪が行なわれた
2008年から下降路線を辿っています。対照的です・・・
これには、五輪効果を上回る「餃子事件」などの
食事に関するネガティブ報道が続いた影響もありますが。

【中国人の日本渡航人数の推移】
1

【日本人の中国渡航人数の推移】
2
※08年から下降している。

旅行専門誌や新聞社など、会場に集まった記者からも
個人ビザの規制緩和に関することなど関心の高い質問が
次々と飛び出してきました。

中国の消費者が関心を寄せているのは、やはり
「個人ビザがどのように緩和されるのか」ということでしょう。

その中で、ツアー客へのサービスで起こるトラブルなどもあり、
今後こうしたことは未然に防げるよう、
観光庁も最大限の対応をすることを約束していました。

が、私が中国人の日本観光客を増やすにあたって
気になっていることは、日本を訪れる中国の観光客に、
同じ観光地を歩く日本人があまりよく思っていないこと

一番多いのは、「中国人はうるさい」「集団でいると怖い」
という意見。これは言葉の違いでそう感じるだけであって、
私などは慣れてしまったものだけど・・・この点について、

「日本国内にいて受け入れるのは、ホテルや観光地の
従業員だけではなく、一般の日本国民にも周知が必要かと
思うのですが
、検討されていることはありますでしょうか」

と質問したところ、回答は、
「日本人もかつては海外でその国の人たちに顰蹙を買う
場面もありました。皆さん、日本人だって海外で言われる
こともあるということを理解すれば、時が解決すると思います」

これに対して、以前のエントリーで書いた懸念点
「今、日本国民は海外旅行離れの傾向にあります。
日本人の中国への渡航者数も2008年から下がっていますが、
これにはどのように対策を考えていますか」
と、水を向けてみた。

長官の見解は、
「現在の経済状況、そして内向きになっている社会情勢が
確かに海外旅行をする人を減らしている。観光庁のイメージ
キャラクターに"旅が大好きな嵐"を起用
したことで、今後は
若者達にも海外で交流する楽しさを共感してもらいたい」

具体的な解決策はまだ不透明という感じ・・・。

日本を訪れる外国人を受け入れる体制が
どのくらい整っているかは、政府や現地の観光地、ホテル、
旅行会社などの努力を真っ先に思い浮かべるかもしれない。
ただ観光地を廻って見物するだけなら、地元の人と交流する
機会だってないかもしれない。

だが、やはりそこには「自国の人」もいる。
言葉を交わしても、交わさなくても、空気は触れ合う。
日本の観光地、一番多いのはやっぱり日本人だ。

海外の人と、観光交流を円滑に行なうのであれば、
外国人の日本への観光誘致と同時に、日本人の海外渡航も
バックアップし、若者にもどんどん海外を見てもらった方がいい

5月1日から始まる「上海万博」が、どのくらい効果を上げるか、
これは非常に楽しみだけど、北京五輪寸前に「餃子事件」が
発生した時のような事件が起こらないことをつとに願う。

・・・あ、だからこの時期に「犯人逮捕」のニュースが出たのかな。

P1240251
若くて元気な、溝畑宏観光庁長官

観光庁サイト www.mlit.go.jp/kankocho/

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4月1日から「アメブロ」でもブログを始めることにいたしました。

Emmyの中国北京道中記-EmmyBroad"Band"Cast
http://ameblo.jp/emmybbc/

徐々に中身も変えていきますので、宜しくお願いします。

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中国海南島にて-戦時日本の被害者"アポ"と、今の日本の"若者達"4

戦時日本軍の被害を受けた"アポ"を訪れる海南島道中も最終日。
※詳細は『ハイナンNET』 http://hainannet.org/

rain rain rain

1月1日。海口は雨、初日の出は拝めず。

朝8時、ニッポン放送の新春番組に電話出演。
「寅年だけに、今年『トライ』したいことを教えてください」
「そうですね・・・残す未踏の省を3つ踏破することです!」

とはいえ、残す未踏の地と言ったらチベットとウイグルなのだから
・・・いつになることやら。

Img_7182

海口のバスターミナルにて、
海南島名産・珈琲で有名な「福山」行きのバスチケットを購入。
途中で降りて、サイドカー付きバイクタクシーに3人で乗り込み、
一路アポの住む村の入口まで。

今回のアポは、三亜周辺に住む黎族や苗族のアポと違い、
漢民族のアポ。少数民族だから、漢民族だから、という
区切りなく、日本軍は山奥の奥まで侵略の道を進みました。

今の自分達でさえ、訪れるのが大変な場所に、
よくやってきたものだな、と変な意味で感心します。

Img_7209

迷いながらアポの家に到着。
養女、という2人の娘さんとその子供達に囲まれるアポ。
お正月ムードはないけれど、ひとまず1月1日が祝日、
1日が金曜日なので、2日・3日は土日であることから3連休。

子供達は、訪ねて来た日本のお客さんが嬉しくて、
思い切り一緒に遊んでくれました。

Img_7239

ふと、アポが立ち上がり、台所へ行って・・・昼食作りを開始。

おいしい昼食を作ってくれました。

私はこの日、夜までに海口から船に乗る必要があったので、
2時ごろ先に失礼をし、福山より大きな「臨高バスターミナル」から
高速を飛ばして海口へ戻りました。

Img_7261

都会へ戻るにつれて、アポ達の住む村が遠くなり、
なんだかおとぎの国のような気さえしてきました。

・・・

お会いした7人のアポ達は、みんな現地の言葉を話し、
私たちと普通に会話をする時は家族の人が通訳をしてくれたり、
ボディランゲージで会話をするのが精一杯という人ばかり。

でも、私たちが訪ねると、笑顔で、泣いて、無言で
様々な表情や態度で共通して「歓迎」してくれました。

中国人は今の子供達にも、日本の侵略時代のことを叩き込み
日本人を恨むことを教えます。それだけに、実際被害を受けた
アポ達にとっては、そんな日本軍の、子孫かもしれない若者達を
迎え受け入れることは、相当葛藤したかもしれません・・・

でも、今の姿を見ていると、本当にフレンドリーです。

きっと、交通も不便な農村まで、一生懸命行き方を探して、
何度も来てくれる、そういう日本の彼女達の姿勢が通じたからか、

日本には、かつての日本軍など『敵』もいるけれど、
アポ達を保護して、助けてくれる『味方』もいることを解ってくれたからか。

そして、

今回、海南島を訪れた彼女達は、年に1~2回はここへ来ているという。
ここまでの彼女達のモチベーションが、あってこそなのだろう。

「日本は昔、アポ達を傷つけることで軍として、政府として利益を得た。
その日本に生まれてきた以上、私たちはその日本政府によって今の
生活を保護されているのだから、当時のことも無関係ではないと思う」

「アポ達が他人によって傷つけられたことは、別の視点から言えば
私たちの日本社会にもある"いじめ"や"暴力"も根本は同じ。
アポのことを、他人事とは思えないし何かしてあげたいと思う」

動機付けは、参加する子達それぞれだけど、
20代の若者達が、戦争のことを自分達で勉強し、
自分の考えをしっかりもって行動している。

私はこうした人たちが日本にいることを伝えたいと思った。

戦争を知る人は、時と共に減っていくのが自然の掟。
どれだけ、体験した人たちの話や歴史を聞き学び、
後世に伝えられていくのかが、これからの鍵になると思う。

日本人が、戦争について学ぶ目的は、
「ただ、戦争のない平和な世界を希求するため」
中国人が、戦争について学ぶ目的は、
「中国が被害を受けた教訓を生かし、
今後敵国に攻められないような先進国に発展するため」
※中国の人から聞く、率直な回答をまとめた。

戦争を学ぶ目的はおそらく違う。
だけど、明らかに中国人の方がモチベーションも高く、
戦争について詳細に学んでいることは事実。

日本人も、加害国として、被害国として、敗戦国として、
戦争のことを考え続けていくことが、日本以上に戦争について
学んでいる中国の若者達とも、アポ達とも、対等に話し合える
ことに繋がっていくのではないかと思う。

まずは、
今回海南島を訪れた日本の20代達のこうした歩み寄りが、
アポ達の心の傷を癒し、進展するステップになっていくと信じたい。

この取材で参考資料とさせていただいた
『ハイナンNET』 http://hainannet.org/
女たちの戦争と平和資料館『WAM』http://www.wam-peace.org/jp/index.php

の皆さん、ありがとうございました。

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